先日、「東大生やその母親が語る教育論、ハーバードの学生やその母親が語る教育論、ないしはエリート校や有名校の校長が語る教育論(以下、まとめて「東大合格体験記」とする)は、エビデンスに基づく教育と比べて、どれぐらい信頼できるのか」と尋ねられることがあった。 本稿では、なぜ「東大合格体験記」の信頼性は高いと言えないのか? それにもかかわらず信頼性が高く聞こえてしまうのはなぜなのか? なぜエビデンスに基づく教育は信頼性が高いのか? エビデンスに基づく教育を行えば我が子の学力は向上するのか? について議論したい。 「東大合格体験記」の信頼性は高いと言えない 「東大合格体験記」の信頼性が高いと言えない理由は、義務教育の理科の知識があれば理解できる。 中学理科で習う「光合成対照実験」を覚えているだろうか(参照: https://www.zkai.co.jp/jr/mihon/VS1_support.pd
![東大生やその母親が語る「合格体験記」の信頼性が高くない理由(畠山 勝太) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7a82913345914994f9f4cf00c5a863141e6776b6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F9%2F1200m%2Fimg_492a2378479d65a52280f5a050321150451182.jpg)