来年、2025年4月13日(日)~10月13日(月)に開催予定の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、会場内での買い物には、原則として現金が使用できないことがわかった。支払いは全面的にキャッシュレス、電子決済が前提となる。入場ゲートや支払いレジではNECの顔認証システムが導入され、利用者の利便性向上がはかられる。顔認証としては国内最大級となる見込み。万博の期間は184日間連続、想定来場者数は2820万人の巨大規模のイベントでの運用はこれまで前例がない。
凸版印刷株式会社は子会社の株式会社ブルックマンテクノロジと共同で、1~30mの範囲で距離を測定できる「ハイブリッド駆動ToF方式」による「三次元距離画像センサ」(以下、3Dセンサ)を開発したことを発表した。 このハイブリッド駆動ToF方式による3Dセンサは、既存機種より約5倍長い、30m先までの距離測定が可能。また、独自の外光ノイズ除去機能を搭載し、CMOS方式のイメージセンサとして世界で初めて真夏の日中に相当する照度10万ルクスの環境下で最長20mまでの距離を測定可能。凸版印刷とブルックマンテクノロジは新方式によるToFセンサが自律型移動ロボットや産業機器などの可能性を高める新たな「眼」として普及することを目指す。 「ハイブリッド駆動ToF方式」とは 静岡大学・川人祥二教授により提唱されたToF(Time of Flight)計測法で、位相差によって距離を計測する「間接ToF方式」をベー
日本電信電話株式会社(NTT)は、画像認識AIを使ってさまざまな社会インフラ設備に発生している「錆」の高精度な検出に成功した。画像認識AIは「Mobile Mapping System」※1(モービルマッピングシステム、MMS)を用いて取得した沿道の画像から、複数のインフラ設備を識別し、それぞれのインフラ設備(道路附属物および柱上設備)に発生している錆を97.5%の精度※2で検出できることを確認した。 ※1:レーザー計測器、GNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム)装置、デジタルカメラなどの機器を車両に搭載し、走行しながら道路、建物、設備などの3次元座標データやカラー画像等の空間情報を取得するシステム。 ※2:目視で錆の発生を確認した画像枚数を分母、画像認識AIで錆を正しく検出した画像枚数を分子として計算した割合。 インフラ管理者
国土交通省都市局では、令和2年度から『Project PLATEAU』を開始し、スマートシティの社会実装をはじめとするまちづくりのデジタルトランスフォーメーションを推進するための基盤データとして3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化事業を進めている。 その中で、まちづくりのデジタルトランスフォーメーションを更に加速させるため、『Project PLATEAU』の一環として、先進的な技術と3D都市モデルを組み合わせたユースケース実証を行っているが、令和4年度に実施する同プロジェクト採択テーマのうち、「防犯・防災」「地域活性化・観光・コンテンツ」において、xR(VR/AR/MR)技術やデジタルツインシステム開発を手掛けるSymmetry Dimensions Inc.が同開発に参画し、2つのユースケース実証を開始することを2022年4月6日に発表した。 (冒頭の画像:3D都市モデルを基盤
ソフトバンク株式会社の子会社である日本コンピュータビジョン株式会社(JCV)は、2021年10月20日(水)~2022年2月28日(月)まで、イオンモール株式会社の「イオンモールNagoya Noritake Garden」と「BIZrium(ビズリウム)名古屋」で行うAR実証実験に、ソフトバンク株式会社と協力して参画したことを発表した。 今回、イオンモールに採用された同社の技術は、カメラ機能で取得した3次元データを用い空間情報を認識した上で、屋内の位置特定を正確に行い、アプリケーションコンテンツを通じて現実空間にバーチャルな世界を融合するための、業界トップクラスの画像認識技術をベースにしたSaaSプラットフォーム「JCV MARS」だ。 SaaSプラットフォーム「JCV MARS」について 「JCV MARS」は、同社が持つ業界トップクラスの画像認識技術を活用して、屋外・屋内での位置特定
NECは小売業や物流業向けに、画像認識による商品管理に不可欠な商品登録作業において、商品を手に持ってカメラの前で動かすだけで、どこでも素早く商品を自動登録できる「画像認識向けインスタント物体登録技術」を開発したことを発表した。同技術により、従来、1つの商品あたり約30分かかっていた人手による正解付け作業を自動化し、商品登録作業を大幅に容易化する。NECは今後、同技術の開発を強化し、2022年度の製品化を目指す。 専用撮影機材や人手による正解付け作業が不要 近年、小売業や物流業などでカメラを用いた画像認識による無人決済や棚商品管理、出荷検品といった商品管理の取組みが拡大している。画像認識による商品管理にはあらかじめ各商品の画像を多数枚撮影して画像認識モデルを構築する商品登録作業が必要になる。従来の商品登録作業では回転台撮影装置などの専用撮影機材による商品撮影や、撮影した各画像に対して商品領域
IoTとカメラの組み合わせは、例えば工場や作業現場の管理、倉庫の荷物管理や生産品の仕上がりチェックなど、見ることで管理する業務をデジタル化し、さらにAIによるデータ分析を加えることで、判断を要する業務も代替や効率化が可能となる。しかし、AIカメラの活用時には、カメラの取り付けやネットワークの選択、AIアルゴリズムを用いたデータの活用という課題もある。 そこで、株式会社ソラコムは、セルラー通信を搭載することでこれらの課題を解決。手軽に導入できる「AIカメラ S+ Camera Basic(サープラスカメラ)」において、一通りのAIカメラ操作を試せる「トライアル」機能を2021年2月26日より提供開始した。今回提供開始する「トライアル」機能では、手持ちのパソコンから専用画面を通じて「S+ Camera Basic」の一通りの操作を試すことができる。 同社は、これからの社会で必要となる技術を誰も
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は国営平城宮跡歴史公園にて実施する社会実験「平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ」において、四足歩行ロボットと画像認識AI「Deeptector」(ディープテクター)等を活用し、公園維持管理のスマート化をめざす「自動巡回点検検証」を2021年2月より実施することを発表した。 四足歩行ロボットやAI画像解析技術で公園維持管理業務を高度化 「平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ」は1300年前には日本の首都の中心であり当時最先端の場所であった特別史跡・世界遺産「平城宮跡」(奈良県奈良市)において、従来からの文化財・歴史的資産としての適切な保存を図りつつ、平城宮跡歴史公園の飛躍的な魅力向上を図るため、同公園での社会実験の結果等を踏まえ、新技術の水平展開を促進することを目指している。 NTTコムウェアは公園維持管理業務を効率的・効果的に実施
株式会社システム計画研究所(ISP)は、株式会社あきんどが展開している回転寿司のチェーン店「スシロー」の実店舗に、エッジAIを使って自動で会計の計算を行うシステムを新たに導入したことを発表した。今まで「会計」ボタンを押してスタッフが皿などの数を数えて会計金額を計算していたが、これをAIのカメラ画像処理によって自動化する考え。 このシステムは、スシローの利用者がレーンから取った皿をカメラでとらえ、AIが商品を画像認識して価格と数をカウント、ネットワーク経由で店舗システムと連携して自動で会計を行えるようにするもの。「スシロー」では自動案内システムを順次導入、セルフレジは既に全店で導入されている。今回、更に会計時の店舗スタッフによる皿の確認が不要となったことで、来店から精算までの省人化と非接触を同時に実現し、自動化を推進する。 システムを開発したISPは、製造や物流、土木建設など自動化・省人化を
丸紅ネットワークソリューションズは富士急行と協力し、2020年7月より富士急行線(大月~河口湖)にある第1種踏切道(自動遮断機、警報機が設置されている踏切道)及び、第4種踏切道(踏切警標のみで列車の接近を知らせる装置の無い踏切道、上の画像がイメージ)にて、AI機能を搭載した「TRASCOPE-AIカメラ」による滞留検知システムの実証実験を進めている。 同システムでは丸紅ネットワークソリューションズが提供するAI分析映像監視サービス「TRASCOPE-AI」を利用し、内蔵の演算装置(GPU)でカメラが取得した映像データを処理する。TRASCOPE-AIカメラでは物体の形状を認識し滞留を検知する「物体検知」と、人物の移動・滞留を検知する「骨格検知」の複数のAIアルゴリズムを実装しており、複数のAIアルゴリズムを用いて、「踏切道内に置かれた物体」「踏切道内に滞留した人物」を検知し、リアルタイムに
株式会社EmbodyMe(エンボディーミー)が、コロナ禍でのZoom会議などを変えるバーチャルカメラアプリ「xpression camera(エクスプレッションカメラ)」の無料ダウンロードを開始した。(Mac版のみ。Windows版は鋭意制作中) xpression cameraは、カメラで撮影したユーザーの動画から表情を抽出し、画像に重畳する処理をリアルタイムに行うことができるバーチャルカメラアプリだ。 画像を一枚用意するだけであらゆる人になりきってZoomやGoogle Meetなどでビデオチャットができたり、Twitchなどでのライブストリーミング配信、Youtubeビデオ作成することができる。 想像しやすい使われ方としては自分のスーツ姿の画像を使うことで、プライベートを守りつつZoom会議に臨むなどの利用が考えられる。 コロナ禍下での新しい生活スタイルにおいて、xpression
企業の様々な課題を解決するためのAI(人工知能)ソリューション「AMY(エイミー)」を開発・提供するAutomagi株式会社は、荷姿のサイズを簡単に測定できる技術を一部開発したことを、2020年4月21日に発表した。 2019年12月、内閣府の「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第2期スマート物流サービス」に採択されたプロジェクトにおいて開発した。 同社は、将来的には非定型の荷物にも対象を広げて荷物の3辺の長さを検出できることを目指している。また、2021年にかけてスマート物流を支援する基盤技術研究及びアプリケーションの開発を進め、物流業界の課題、ひいては社会課題の解決とさらなる発展へ貢献していくと述べている。 (※冒頭の画像:開発中の技術の操作イメージ画像) 開発中の技術について 同社は昨年12月より、スマート物流を支援するスマホAIアプリケーション基盤技術をテーマに「物流・小
床面コンクリートのひび割れ不具合は、竣工時や引渡し後一定期間が経過したのちに検査が必要となる。これまでの検査方法では、必要な知識を有する検査員が近接で目視によって確認、実測を行い、その結果を写真やスケッチで記録するなどのプロセスで行われてきた。そのため、一連の検査業務には人手と手間、多くの時間がかかっている。 近年はAIの画像識別技術が飛躍的に向上したこともあり、画像認識によってひび割れを自動で検出する技術が開発されているが、その多くは依然、人手をともなう画像取得作業が必要であったり、取得した高解像度画像のデータが重く、ひび割れ検出から記録書類の作成にわたって相当の時間を要しているのが実状だとされる。 これらの作業の効率化を図るべく、点検・業務用及び特殊環境対応型ロボット等の開発・販売を手掛ける株式会社イクシスは、総合建設会社の安藤ハザマと共に、「自律走行式ひび割れ検査ロボット」を開発した
ドローンとAIの眼が、「良い牧草を選び出せるようになる」スマート育種評価法の開発が行われている。 例えば約1000株の牧草畑の場合、これまでは畑を2時間以上も歩いて人の肉眼による観察で牧草を一株ずつ評価していた作業を、ドローンで撮影した画像から5分程度で行えるようになる。AIはあらかじめ良い牧草をディープラーニングで学習させる。 農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)は、株式会社バンダイナムコ研究所と共同で、熟練した育種家が優良な牧草を選び出す技術を、あらかじめ人工知能(AI)に学習させ、育種家に代わって優良な株の選抜を自動的に行うことが出来る革新的な育種評価法を開発した、と発表した。ドローンのカメラと連携して行う。 同研究の概要 良い品種を作り出すためには、個体選抜の対象となる個体数が多いほど良いことが知られており、数多くの作物個体の特性を効率的に評価できる革新的な育
NECは、セブン-イレブン・ジャパンが抱えている店舗の課題を解決するため、2019年12月にリニューアルオープンした実験店舗「セブン-イレブン麹町駅前店」において、セブンイレブンの社員を対象に顔認証決済を試験導入する。また、商品案内用サイネージの視聴時間測定の実証を開始したことを発表した。(※冒頭の画僧はNECの公式ホームページより引用) NECとセブン-イレブンによれば、顧客のライフスタイルや嗜好は変わり続けており、求められる“コンビニエンスストア像”も絶えず変化しているため、セブン-イレブンは顧客にとっては「心地よく使いやすいお店」、加盟店オーナーにとっては「安心して経営できるお店」、従業員にとっては「もっと働きやすいお店」を目指すことが重要と考えている。 NECはこれまで本店舗に設備の稼働管理や棚定点観測サービスを提供してきたが、今回新たに顔認証決済や商品案内用サイネージの視聴時間測
鹿島建設株式会社、ソフトバンクロボティクス株式会社、ソフトバンク株式会社は、ボストンダイナミクスの四足歩行ロボット「Spot」(スポット)を鹿島建設が導入したことを発表した。「Spot」の購入事例は国内初、土木工事現場での活用は世界初の事例となる。Spotは中型犬サイズ、四足歩行で階段や斜面、足場が比較的よくないところでも迅速に移動できる歩行性能の良さが特徴。建設・工事現場での安全確認や工程管理などでの活用が期待されている。
埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」では、アートとテクノロジーが融合した体験型イベント「WINTER WONDERLAND in MOOMINVALLEY PARK」が開催中です。その中で、ソニーが開発したSound ARによる「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」が始まったと聞いて、早速体験しに行ってきました。 「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」は、ソニーのオープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」と「Xperiaスマートフォン」を借り、パーク内を歩いて回りながら、ムーミンの物語を体験できるサウンド・コンテンツです。 耳に聞こえてくるのは最新のテクノロジーを使った新体験。「ムーミン谷の冬」の物語の世界が音と声とBGM、さらには景色と融合して全身の感覚で展開されます。ソニーが開発したサウンドARを使って、ムーミンの世界にたっぷりと浸ることができる、ということなんです。
株式会社Spectee(スペクティ)は、日本気象協会とフジテレビと協力し、スペクティが開発したAI情報解析プラットフォーム「SIGNAL」をベースに、お天気カメラの映像をリアルタイムに解析し、天気関連情報指数を算出・表示する「AI天気」の放送を2019年4月に日本で初めて実現した。4月の放送では、通行人のコート着用率を判定するもので、外出する際の服装や持ち物を決める参考になると好評を博したという。 (※冒頭の写真:フジテレビ「めざましテレビ」のなかで、コート着用率や長袖と半袖の割合、傘の使用率など、よりきめ細やかな価値ある生活情報を提供する「AI天気」の放送が実現した) AI天気とは 近年、異常気象など平年から大きくかけ離れた天候により、季節外れの寒さや高温の日が多く発生しているが、日本気象協会が実施した調査では「あなたがこの1週間の中で、天気予報を見る目的や理由をお選びください」と質問を
4月8日、都内で開催された「NEST2016」に、2013年11月にGoogleによって買収された東大発のロボットベンチャー「Schaft」の中西雄飛氏が登壇し、Schaftの新しいロボットを公開しました。 歩いて登場。驚くほどスムーズな歩行と安定性。 注目すべきは「脚に関節がない」という点。Schaftがこれまでに発表してきたロボットは大きく曲がった「膝」を持っていましたが、今回は関節を持たず、脚部分が胴体部分のサイドに付いています。その脚が上下に動き、歩行が行なわれています。 階段も昇ることができます。素晴らしいスピード感。胴体部分がほとんどブレていません。 60kgの重量を持っても歩行スピードが変わりません。 棒を踏ませてみても、バランスをとって倒れません。 家の中では、脚を胴体の後ろに持っていくことで、狭い場所でも通ることができます。 ロボット掃除機のアプリケーションを搭載すること
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