大分前に「将棋女流棋士の独立について思うこと(メモ書き)」というエントリーをアップして、それ以来、これまであまり縁がなかった将棋界もちらちらと横目で見ることが増えた。内部の人との人脈も多少出来てきて、完全なる第三者という立場から、若干の内部事情を知ることができるようにもなってきた。先日は石橋女流王位の就位式にも顔を出すなど、時間が許せばイベントにも行ってみるようにしている。正直、そういう場所に僕の居場所はあまりなくて、どうにも場違いな感じを受けるのだけれど、それでも今までは触れることのなかった人たちをすぐそばで見て、話すことができるので、なかなか興味深い。 そんな感じで僕と将棋界の距離は多少近くなったわけだけれど、そうした状況で、もう一度「なぜ女流棋士会は分裂したのか」ということについて考えてみた。 現役棋士を含め、これまで聞いてきた色々な話を総合すると、明らかなことは、 1.将棋界は全体