川端達夫文部科学相は10日、文化審議会(西原鈴子会長)の総会に出席し、政権交代を受けた文化芸術振興策の在り方について諮問した。 文化芸術振興での国や地方の役割分担、芸術家らへの寄付を増やす方策などを諮問事項に列挙。平成23年前半にも答申を受け、自公政権下の19年に閣議決定された文化芸術振興に関する政府の基本方針を改定したい考え。 川端氏は総会で「文化芸術は人々の生活になくてはならない。新政権の発足後は、ハコモノ整備ではなく人材育成などに重点を置いてきたが、あらためて施策の在り方を議論してほしい」と要請した。