文化芸術支援に315億円 文化庁補正、過去最大級2009年5月13日14時38分 文化芸術にかかわる国の予算が、今年度はぐんと増える見込みだ。政府が経済対策として国会に提出した09年度補正予算案に、文化芸術支援は315億円が盛り込まれた。年間の予算規模が約1千億円の文化庁にとって、過去最大級の補正となる。 目玉は、アニメやマンガなどの展示収集・研究の拠点となる国立メディア芸術総合センター(仮称)の建設費で117億円を計上。また国宝の建造物262棟を対象に、放火や盗難などの被害を防ぐため、計10億円でセンサーや監視カメラを設置する。ほかに、東京国立近代美術館フィルムセンターの映画フィルムのアーカイブ化や国立博物館所蔵の重要文化財のデジタル保存などに58億円▽地域の芸術団体の活動支援に47億円(各都道府県に1億円ずつ)▽囲碁や将棋、華道、茶道などの伝統文化に親しむ親子教室に5億円。 アサヒ・コ