内田(写真)や槙野がメッセージを送ったほか、世界のフットボール・ファミリーが日本を励ましている【写真:ロイター/アフロ】 「その時、どこで何をしていたのか?」 世界的な事件や災害が起こったときに、このような問いかけが成立する。最も分かりやすい例が、2001年9月11日の米国同時多発テロ。わが国でいえば、1995年3月20日の地下鉄サリン事件であろうか(同年1月17日の阪神大震災の場合は、夜明け前の出来事だったので、被災者以外は「朝起きてテレビをつけて驚いた」という人がほとんどだったと思う)。今回の東日本大震災は、国内における空前の災害ゆえに、日本中で「その時、どこで何をしていたのか?」という問いかけが繰り返されたことだろう。それくらい今回の震災は、日本のみならず世界中に強烈な衝撃を与えることとなった。 幸い、私の親族や交友関係、および仕事関係で、命にかかわる深刻な被害に遭った人はいなか