フランス南部ロケット(Roquettes)近郊の畑で遺伝子組み換えトウモロコシの苗を抜いた後、デモをする反遺伝子組み換え作物団体と環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)の活動家ら(2014年5月2日撮影)。(c)AFP/PASCAL PAVANI 【5月6日 AFP】フランス上院は5日、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの栽培を禁止する法案を可決した。また同日には行政裁判の最上級審も栽培禁止を支持する判断を下し、これによって同国ではGMトウモロコシの栽培が全面的に禁止された。 法案は米バイオテクノロジー大手モンサント(Monsanto)が開発したGMトウモロコシ「MON810」を禁止する内容で、与党・社会党(PS)やヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV)、フランス共産党(PCF)の左派政党が賛成した。同法案は先に国民議会(下院)でも、右派議員の反対を抑えて可決されていた。 ト