印刷 キャンプに残る人らは出発直前まで子どもたちの手を握り、別れを惜しんだ=23日、メラ難民キャンプ、古田写す 「第三国定住制度」に基づき、日本に受け入れるミャンマー(ビルマ)難民のカレン族の4家族18人が23日、タイ北西部にあるメラ難民キャンプを出発した。一行は29日に日本に到着予定。 3月に発足したミャンマー新政権のテイン・セイン大統領は難民に帰国を呼びかけているが、同キャンプのトゥントゥン委員長は「信じる人はほとんどいない。国境を越えて逃げてくる人の数も減らない」。日本に向かう20代の男性は「自由と、子どもの教育のため。平和のない祖国には戻れない」と話した。(メラ難民キャンプ〈タイ北西部〉=古田大輔)