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ブックマーク / tanakaryusaku.jp (17)

  • 【秘密保全法】 治安維持法知る年配者 「怖さに気付いた時はもう遅い」

    無所属の山議員。「超党派で秘密保全法に反対する仲間を作る」。15日から始まる国会への抱負を語った。=14日夕、数寄屋橋 写真:田中龍作= 明日(15日)から始まる臨時国会でとんでもなく恐ろしい法案が提出される。秘密保全法(特定秘密保護法案)だ。行政の長が秘密指定すれば、国民は一切知ることができない。何が秘密事項なのかも知ることができない。違反すれば10年以下の懲役だ。 秘密保全法の危険性を訴えて北海道から沖縄まで全国20都市を行脚した山太郎議員がきょう、東京で街頭に立った。山議員が国会開会前日の街宣の場に選んだのは、買い物客などで賑わう数寄屋橋だ。 「国会では(数の論理で)決着がついている。秘密保全法(の成立)を止めるためには皆さんの力を借りるしかない」。渾身の力を振り絞って訴える山議員の作戦は、国会議員にファックスやメールを送りつけることだ。 自分の選挙区の有権者から「秘密保全法

    【秘密保全法】 治安維持法知る年配者 「怖さに気付いた時はもう遅い」
  • オリバー・ストーン監督 「原爆投下、大統領の説明は全部嘘だった」

    身振り手振りを交えて熱弁をふるうオリバー・ストーン監督。=12日、日外国特派員協会(有楽町) 写真:山田旬= この夏、日人を熱狂させたイベントのひとつだったと言っても過言ではない、オリバー・ストーン監督の来日劇―― ストーン監督は最新作『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』(原題=『The Untold History of the United States』)を引っ提げて来日した。 20年来の知己で共著者の歴史学者ピーター・カズニック教授も一緒だ。2人は広島と長崎の原爆追悼式典に出席し、オスプレイ配備で揺れる沖縄も初訪問、基地などを視察した。去る12日、東京の日外国特派員協会で行われた英語オンリーの会見では、常識とは180度異なる歴史観が炸裂した。 監督はまず、「広島、長崎に原爆が投下された翌年の1946年生まれ」と自己紹介した。「67年、68年にベトナム戦争に従軍し

    オリバー・ストーン監督 「原爆投下、大統領の説明は全部嘘だった」
  • 【参院選】 ボランティア1,000人超が支える山本太郎さんの選挙

    「山太郎です。よろしくお願いします」。35度を超す炎天下、候補者の写真と名前を刷り込んだウチワを配っているのは、ボランティアの選挙スタッフだ。「街頭演説の会場設営」「トラメガ、ノボリ、御立ち台など七つ道具の運搬」…彼らは流れる汗を拭おうともせず、まめまめしく動く。 大政党のように企業や労働組合からスタッフが派遣されているわけではない。 日当いくらで雇われているのでもない。山太郎候補の選挙を支えているのは、皆、手弁当のボランティアたちだ。 その数1,000人超。この記事を書くため問い合わせた時(7月7日時点)は804人だったから、わずか2日間で200人以上増えたことになる。最年少は20才、最年長は91歳と年齢層も幅広い。老若男女を問わないとはこのことだ。 街頭演説会場には「ボランティア登録」のコーナーもできる。登録して、すぐにチラシ配りをしてくれる人もいるそうだ。 ボランティアたちの人間

    【参院選】 ボランティア1,000人超が支える山本太郎さんの選挙
  • 「どうしてワタミを候補者にするんだ?」 過労死した社員の両親、自民党に抗議

    自民党職員の胸ぐらをつかみ、渡邊氏の公認に抗議する父親の森豪さん。=28日午後3時頃、自民党部正門前 写真:山田旬= 社員に月141時間もの残業を強いるなどして過労死に追い込んだ居酒屋チェーン店「和民」。創業者で苛酷労働を賛美していた渡邊美樹元会長(53歳)が、参院選全国比例区に自民党公認候補として立候補する。 過労の末に自殺した元和民社員、森美菜さん(当時26歳)の両親がきょう、渡邊氏の立候補取り消しを求めて自民党部を訪れた。 両親は選挙対策の政治家との面談を求めていたのにもかかわらず、自民党は職員を出して対応した。それも門の外側で、だ。 あまりにも不誠実な対応に父親の豪さん(65歳)は職員の胸ぐらをつかんで詰め寄った。「どうしてワタミを候補者にするんだ? 私たちは5年間、毎日毎日苦しんできたんだ…」。 母親の祐子さん(59歳)は、美菜さんの遺影を抱いて夫に寄り添った。「私たちは政治

    「どうしてワタミを候補者にするんだ?」 過労死した社員の両親、自民党に抗議
  • 【憲法記念日】 26年を経て“蘇る”赤報隊 現実味帯びる改憲

    「赤報隊義挙支持」のノボリを見てギョッとした。このノボリを先頭に立てたデモ隊は、銀座を抜けて築地の朝日新聞社まで練り歩いたのである。衝撃のダブルパンチだった。 26年前のきょう(5月3日)、護憲勢力を震え上がらせる事件が起きた。猟銃を持った男が朝日新聞阪神支局に押し入り、記者2人を殺傷したのである。後に犯行声明を出したのが『赤報隊』だ。 この年(1987年)朝日新聞は、東京社の窓ガラスに散弾が撃ち込まれ、名古屋社の社員寮も銃撃されるなどしている。 当時の朝日新聞は今からは想像もできないほど尖がっており、護憲のオピニオンリーダーでもあった。憲法改正の頭目だった中曽根首相(当時)に対する最大の批判勢力が、朝日新聞だった。 26年を経て朝日新聞に限らず新聞・テレビはなべて丸くなり、権力批判のポーズさえとらなくなった。だが政治権力は当時と気味が悪いほど似ている。 中曽根政権と安倍政権はともに

    【憲法記念日】 26年を経て“蘇る”赤報隊 現実味帯びる改憲
  • 【冤罪・陸山会事件】 小沢氏 「私一人の問題で終わらせたくない」

    元秘書の石川知裕衆院議員(右)も出席。「国策捜査は2度とあってはならない」と話した。=7日夕、豊島公会堂 写真:島崎ろでぃ撮影= 小沢一郎議員の秘書が国策捜査により政治資金規正法違反の罪に問われている陸山会事件の控訴審判決が、来週水曜日(13日)に言い渡される。「小沢政治裁判」とも言われる冤罪事件を総括する集会が今夕、都内で開かれた。 政治資金規正法の罪に問われているのは、大久保隆規被告、石川知裕被告ら。石川氏は現在、衆院議員。 起訴状などによると石川秘書(当時)と大久保秘書は2004年に小沢氏名義で土地を購入した際、その年の収支報告書に記載せず、翌年に記載した。これが虚偽記載にあたるとして政治資金規正法違反に罪に問われた。「期ズレ」を突かれたのである。 ある国会議員秘書は「これ(期ズレ)でやられたら秘書は皆やられる」と話す。収支報告書は公開されるため、あれこれと詮索される。親分(議員)は

    【冤罪・陸山会事件】 小沢氏 「私一人の問題で終わらせたくない」
  • 【大阪・鶴橋】 「民族差別はアカン」 排外主義者にカウンター

    JRガード下でデモ隊の興奮は頂点に達した。飛び出そうとして警察に制止される参加者の姿も見られた。=24日、大阪鶴橋 写真:田中撮影= 大阪のコリアタウン鶴橋できょう、民族差別と民族宥和が交錯した。レイシストたちが「在日韓国・朝鮮人排斥」を叫んでデモ行進し、「友だち守る団」が「ACAN(アカン=排外主義と戦うネットワーク)関西」や市民に呼びかけて「民族差別反対の声」をあげた。 大阪府には12万4千人の在日韓国・朝鮮人が住み東京と1、2位を争う。鶴橋は大阪の在日韓国朝鮮人が集中する、いわばメッカである。 キムチやチヂミを売る間口1~2間ほどの狭い店がJR高架沿いにひしめき、軒を連ねる焼き肉店の甘辛い匂いが立ちこめる。ソウルの南大門市場に迷い込んだかのような錯覚を覚えるのが鶴橋だ。 日の丸や旭日旗を林立させたレイシストたちは、ここを練り歩きながら韓国・朝鮮人たちへのヘイトスピーチを続けた。筆者は

    【大阪・鶴橋】 「民族差別はアカン」 排外主義者にカウンター
  • 政府のアリバイ工作破たん 電力会社社員が意見述べる国民聴取会 

    いかなるヤラセよりも原子力村の意図にかなった催しだった。2030年、全電力に占める原発の割合について国民の声を聞く政府主催の「意見聴取会」が15日、仙台市で開かれた。 そもそも「原発割合」の設定が胡散臭い。選択肢は「0%」「15%」「20~25%」の3つだけ。経産省主導で決めたものだ。日人の国民性は極端を嫌い、中庸を好む。目論見通り「15%」となれば、2030年になっても原発が20~40基は稼働していることになる。 「0%」「5%」「10%」という選択肢があってもいいはずなのに、3つの内の2つは原発が存続するようになっている。 エネルギー・環境会議副議長である細野豪志環境相の挨拶にも、原発を存続させたいとする姿勢が滲み出ていた。 「クリーンエネルギーに変えるのには時間とコストがかかる。クリーンが進まなかった場合、火力に頼ることになり温暖化が進む。(生産コストが上がり)富の海外流出が懸念さ

    政府のアリバイ工作破たん 電力会社社員が意見述べる国民聴取会 
  • 官邸前インティファーダ パレスチナの民と化した再稼働反対の市民

    官邸前がパレスチナと化した。金曜日恒例の原発再稼働抗議集会で先週、先々週と車道に参加者が溢れ出たことを重く見た警察は、歩道と車道の間を鉄柵で区切ったのである。 所轄の麹町警察署警備課は電話取材に「群衆警備のため」と説明した。「テロを防ぐため」と称してパレスチナの民を囲い込む「壁」と同じではないか。パレスチナの壁を計画段階から取材・報道していた筆者には、そう思えて仕方がなかった。 高さ1・5mはある鉄柵は支えまで付いており、相撲取りが押しても倒れない。それが官邸前交差点から霞が関方面に向けて100m余りも続く。その先は機動隊の輸送車が数珠つなぎになり、歩道から車道には一人たりとも出られない。 次から次へと参加者が押し寄せて来ても、財務省方面や議事堂方面に逸れるしかないのだ。 原発推進に固執する野田政権にとって再稼働反対派は、イスラエルにとってのパレスチナ人のような存在なのかもしれない。『官邸

    官邸前インティファーダ パレスチナの民と化した再稼働反対の市民
  • 野田首相が福島訪問 住民「再稼働は正気の沙汰ではない」

    地元の青年たちは、野田首相が到着する2時間以上も前から抗議の声をあげていた。=7日夕、福島県庁前。写真:田中撮影= これほど国民の生活と健康に無神経な宰相が、かつていただろうか。大飯原発を再稼働させた野田佳彦首相が7日、原発事故がまだ収束していない福島を訪問した。 福島県庁前で首相を待っていたのは、地元住民たちによる「帰れコール」と「再稼働反対」のシュプレヒコールだった。 県庁前には「野田首相とお話がしたい」という女性たちの姿があった。子供が被曝している母親もいる。庁舎に入構しようとしたが、警察官に阻止された。 福島県三春町出身で東電と政府を刑事告訴した告訴団長の武藤類子さんも、その中にいた。 「野田さんは何しに来たんだべ。福島県民の声をちゃんと聞かず庁舎の中に入ってしまうのは、バカにされてるみたいだ。再稼働は正気の沙汰とは思えない。福島の事故が大変な事故だという認識がないのではないか。再

    野田首相が福島訪問 住民「再稼働は正気の沙汰ではない」
  • 再稼働反対集会 「歴史変えたくて」官邸方向に前進、規制線また決壊

    警察の規制は厳しかった。首相官邸の200mも手前の歩道上に警察官が立ち官邸方向に行こうとする人をチェックした。筆者がプレスカードを提示し、官邸の記者会見に登録されていることを説明すると、警察官は無線で所轄に照合した。 警察官によるチェックポイントを3回通ってやっと官邸前の集会場所にたどり着いた。プレスカードがなかったら、どうなったことやら。フォトジャーナリストの豊田直己氏も同様だった、という。 金曜恒例となった官邸前の原発再稼働反対集会(主催:首都圏反原発連合)。6日はこれまでよりピリピリした雰囲気の中で始まった。 前回(6月29日)のように参加者を車道に出すまいと、警察は巧妙かつ徹底的に人の流れを規制した。「東京メトロ国会議事堂前」駅で降りる参加者を、官邸前に近い出口から出さず、霞が関寄りの出口から出した。 さらに警察は歩道に上がって来た参加者を、20~30mごとにポールとバーで仕切った

    再稼働反対集会 「歴史変えたくて」官邸方向に前進、規制線また決壊
  • 民の声聞かず民主党崩壊 野田執行部待つ地獄

    「マニフェストを破って消費税をあげられたのでは選挙を戦えない」。危機感と怒りを抱く議員たちの大量造反で民主党執行部は風前の灯だ。=20日、両院議員懇談会・憲政記念館。写真:田中撮影= 民主党がガラガラと音を立てて崩れ始めた。衆院会議できょう午後採決が行われた「消費税率引上げ法案」に民主党の57人が反対票を投じた。民主党の大半と自民党、公明党の賛成で法案は衆院を通過した。 大量造反について野田佳彦首相は記者会見で「党議拘束がかかっていた、厳正に対処する」と声を荒げた。自ら「政治生命を賭ける」としていた法案に反対されたのだから、ドジョウの腹わたはさぞや煮え返っているに違いない。処分は輿石東幹事長に一任となった。 処分が厳正だろうが、大甘だろうが、野田執行部を待つのは地獄だ。57人を除籍にすれば、民主党は衆院で少数与党となり内閣不信任案が通る。かといって緩い処分だと、谷垣自民党が参院で「消費税

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  • 「再稼働反対」の地鳴り 首相官邸前で進む“紫陽花革命”

    『紫陽花革命』。勤め帰りの男性は、アジサイの花を空に突き上げ「再稼働反対」を叫んだ。=22日夕、首相官邸前。写真:田中撮影= 原発を動かそうとする「ほんの一握りの特権層」と、再稼働に反対する「圧倒的多くの国民」。22日夕、この図式を象徴するような出来事が首相官邸前で起きた。 時系列で述べよう。エセ右翼が正午過ぎから官邸前の歩道で街宣活動を始めた。リーダー格の男性によれば、麹町警察署に「午後8時まで集会を開く」と届け出ているという。午後6時から始まる金曜恒例の再稼働反対集会(主催:首都圏反原発連合)を妨害する意図がありありだ。 官邸前交差点の“一等地”をわずか10人のエセ右翼が占拠した。「放射能は健康によい」「原発事故が起きる確率は飛行機事故よりも少ない」…子供だましにもならない演説を続けた。 Twitterなどによる呼びかけで集まった大勢の市民たちは脇で待った。午後6時には1万人を超えてい

    「再稼働反対」の地鳴り 首相官邸前で進む“紫陽花革命”
  • 山口県知事選出馬の飯田氏 「原発を国民的選択肢として盛り上げたい」

    「握手はこうするのよ」。“先輩政治家”の阿部知子衆院議員(社民)から手ほどきを受ける飯田氏。=20日夕、衆院会館。写真:田中撮影= 山口県知事選挙(7月12日告示、29日投票)に無所属で立候補することを自らのツイッターで表明していた飯田哲也氏(NPO法人・環境エネルギー政策研究所所長=53歳)が19日、公の場に姿を表した。超党派で作る「原発ゼロの会」などが主催する「国会エネ調」に出席した飯田氏は、出馬を自らの口で宣言した。 「上関だけでなく、(原発問題を)国民的選択肢として盛り上げたい。上関は大飯の次に再稼働が予定されている伊方と内水面を共有する。山口県は中国電力の最大株主でもある。一串で3つも4つもテーマがある。ぜひ注目して頂きたい」。 首長選挙は福島の事故後も脱原発候補の敗北が続く。山口県知事選挙は、脱原発勢力としては切り札で臨むことになる。負ければ、マスコミは「地元有権者が環境よりも

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  • 【原発再稼働】 滋賀県知事 「関西電力と国から脅された」

    嘉田滋賀県知事。「野田さんは官僚の作文を読んでいるだけ。国民からの視点がない。私がすごく怒っているところ」。=13日、日外国特派員協会。写真:田中撮影= 関西電力が「停電」を武器に企業を焚き付け、自治体の首長たちを脅していたことが現職知事の証言によって明らかになった。「再稼働は認めない」から一転「夏場の再稼働は認める」とした滋賀県の嘉田由紀子・滋賀県知事がきょう、日外国特派員協会で開かれた記者会見で暴露した。 海外記者から「再稼働反対の声を過激にあげていたにも拘らず、180度スタンスを変えたのは何故か?」と問われた嘉田知事は次のように答えた― 「(夏場の)電力不足で“停電になったらどうする?” “お前は責任取れるのか?”と関電、国、企業から脅された。大阪の橋下(徹)さんとも話し、“電気が停まったら仕様がないわね”ということになった」。 嘉田知事が記者会見を終えてエレベータに乗るまで、筆

    【原発再稼働】 滋賀県知事 「関西電力と国から脅された」
  • 記者クラブの“名刺席取り” 「各社やってますからねえ」

    記者はいなくとも「社名入りの手帳」が座席の“占有”を主張する。=28日、国会事故調@参院会館。写真:筆者撮影= まだこんな非常識なことが罷り通っているのか、と呆れる。記者クラブメディアによる席のひとり占めである。「名刺」や「社名の入ったメモ帳」を座席に撒いて、自社以外の記者が座れないようにするのだ。 昨日、参院会館で開かれた国会事故調の報道席で、この醜悪な光景が見られた。読売新聞の記者が「社名付きのメモ帳」(写真上段)などを7席に置き、菅直人参考人の顔が最も良く見える一角を独占していたのだ。 筆者と自由報道協会代表の上杉隆は“実行犯”の記者をつかまえて抗議した。「ルール違反ではないか?」と。記者クラブ主催の会見ならいざ知らず、一般の傍聴もできる公開の委員会である。 読売の記者(写真下段)は悪びれもせずに「各社やってますからね」とニヤニヤしながら答えるのだった。 席取りは記者クラブの特権だ。

    記者クラブの“名刺席取り” 「各社やってますからねえ」
  • 細野原発事故担当相ご乱心 「福島を日本で最もガン発生の少ない県にする」

    ご教祖様に洗脳されたかのように話す細野氏。その目は怪しく輝いていた。右隣は東電・相澤善吾副社長。=19日、日外国特派員協会。写真:筆者撮影= 世間知らずな民主党の政治家は、かくも容易に学者や官僚から洗脳されるのだろうか。政治家とは細野豪志・原発事故担当相のことである。 細野大臣は19日、東電の相澤善吾副社長らと共に日外国特派員協会で記者会見を開いた。細野氏は「原発事故収束」発言をめぐって前日、福島県の佐藤雄平知事から不快感を示されている。少しは遠慮するのかと思っていたが、逆だった。 細野氏は16日の「収束宣言」同様、高らかに謳いあげた―「福島第一原発の事故はオンサイトにおいて収束した。収束状態とは福島の人を再び恐怖に陥れることはない、という意味です」。 筆者は細野氏の現状認識を疑った。子供の内部被曝に怯えながら、経済的な事情で福島から脱出できない人々が聞いたら、怒りに体を震わせるだろう

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