これまでと これからと JAROでは50周年を迎えるにあたり、これまで受け付けてきた苦情を振り返ることとしました。この先50年のJAROの行く末を見据えるためには、まずは50年の来し方をしっかりと顧みる必要があると考えたからです。同時に、JAROに蓄積された苦情という貴重なデータを社会に還元することは、これまでにご協力くださった方々への恩返しにとどまらず、さらなる社会貢献につながるものと考えました。 わたしたちの作業は、受付件数などの数値データや具体的な苦情内容を拾い上げることから始めることとし、50年間にわたる総会資料や、毎月発行されてきた機関誌のすべてに目を通しました。保存されていた資料をデジタル化したり、統計数値の区分を合わせたりと編集には苦労が伴いましたが、これらの資料を紐解くことで、時代ごとの広告・表示に関する問題や、表示規制の変遷などがあらためて確認できました。 「広告は時代を