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n_保坂和志に関するtamai0911のブックマーク (38)

  • 高橋源一郎のボケとツッコミ - 東京永久観光

    高橋源一郎の小説。あれはつまりボケだ。正しいツッコミが誰にも思いつけない困ったボケ。それを目指してボケを徹底して磨き抜いたのかもしれない。ただ最近は、ボケをむしろ緩く鈍くすることでツッコミをよろよろと回避する大リーグボール3号のごとき戦略とも受けとれる。 では、高橋源一郎の評論(とされる文章)はどうか。たとえば『文学界』の連載「ニッポンの小説」。これまたボケが手を変え品を変え延々続く。いったいどうなるんだ、と思いきや、最後にはきっちりツッコミが入って落とし前がつく。さすが評論だ。(小説のボケはボケ自体によって落とし前はついているのだろうが) というわけで、当は、高橋小説のボケに対して、あるいは高橋評論のうちでもおそらく自身でもツッコミせず放っておいてあるボケ部分に対してこそ、ぜひツッコミたいのだが、それは非力で難しい。だから、高橋源一郎の自らのボケに対する自らのツッコミという、非常に限定

    高橋源一郎のボケとツッコミ - 東京永久観光
    tamai0911
    tamai0911 2009/01/26
    「自由という抽象概念は現実という三次元に投影すると、みっともないものになってしまう。僕はそれでいいと思う」抽象的な観光なんて存在しない。旅先をどこか一つ選び飛行機もどれか一つに乗らなければ、始まらない
  • 第五章(結ばれていく要素たち) | memo_OFF

    常時元気な人と一緒にいると疲れてくるのと同じで青々した晴れすぎな空にやや疲れてきているあるがですこんにちは! きのう駅でバッタリナカジマ君に会って気温0度の中、延々と話していたのは、 「雪が降ったあとの、しんとした感じを味わいたいよねホントいい加減。」ということです。 ナカジマ君に会う直前私は保坂和志「世界を肯定する哲学」をようやく読み終わる直前で、 一番私が今「書くこと」の中で経験/実感していることを端的に書かれた文章があって「やっぱね!」と衝撃を受けたところだった。 以下、引用。(「世界を肯定する哲学」p.186) 「科学を基盤として現代の思考法は、一つ一つの要素を検出し~それらの信頼性を確認し~それらを集積する、という手段にならざるをえないけれど、そのような<集積>からは<私>は出てこない。私はただ<私>なのだ。私はただ<私>で、漫然と頭を去来する思い出や経験の断片があることで、それ

    第五章(結ばれていく要素たち) | memo_OFF
    tamai0911
    tamai0911 2009/01/16
    「結実」を期待し、「固い、確固とした」、「種」のようなものが見えてくると思っていたら、 見えてきたのは、「柔らかい」「雲」だった。
  • Yahoo | Mail, Weather, Search, Politics, News, Finance, Sports & Videos

    Experts say this Japanese eating tradition may reduce risk of chronic disease

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  • 菊地大介 日記を書く:ヴァージニア・ウルフや保坂和志のこと - livedoor Blog(ブログ)

    ヴァージニア・ウルフが素晴らしいとは前に書いた。 それにあわせて最近比較的よく目を通すのが保坂和志ので 『小説の自由』や『世界を肯定する哲学』など以前読んだも再度読んだりしている。 なぜ保坂和志を読んでいるかというと、ここのところ手にとって読む(読書会のネタを含め)が、保坂和志が紹介していたり、好むが多く、また彼の小説(芸術)に対する思考に多く共感する所があるからだ。彼が紹介するではずれたなと思うことは今のところない。 ヴァージニア・ウルフもそうだし、小島信夫もそう。若い小説家でも柴崎友香あたり、なかなか面白いのだ。(最近はフルタイムライフを読んだ。) 保坂和志が『書きあぐねている人の小説入門』というで(最近文庫になったようだ。僕が持っているのはブックオフで100円の単行。) 小説とは何かという思考で 「社会化されている人間のなかにある社会化されていない部分をいかに言語化する

    tamai0911
    tamai0911 2008/12/15
    日常と芸術の関係を端的に言えば、日常が芸術(小説)を説明するのではなく、芸術(小説)が日常を照らす。
  • ■ - http://d.hatena.ne.jp/k11/

    昨日は22時くらいに家に着いて、平形めし茶碗やもろもろ商品のつまったサンテナを車に積んで福岡に着いたのはたしか16時半くらいで元祖長浜屋に行くもなぜか店がなくなっていて近くの姉妹店(?)しか営業してなくてそちらへ。なんとなく麺が太いような。そしてなんとなくこしょう味。なくなった(?)元祖長浜屋とはぜんぜん味が違うな。いまちょっと調べてみたところ、いままで行っていた元祖長浜屋は店で、この店の方は平成20年4月8日午前九時、閉店、したらしい。入り口になにか張り紙がしてあったので見に行ってみると、業者様へ、納品はなんちゃらかんちゃら、こちらの電話番号へどうちゃら、というもので、関係ねえやと思った次の瞬間にうちの親父は車を30分100円パーキングから新店の駐車場に移すべく乗り込んでいた。張り紙なんてどうでもよいかのよう。ほいで、ラーメン400円に替玉100円替肉100円で、替玉をしない親父は私

    ■ - http://d.hatena.ne.jp/k11/
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    tamai0911 2008/12/03
    「貧しさ」という生き方
  • 季節の記憶

    『草の上の朝』を書き上げて一年たった頃からすでにぼくは 長い小説を書きたくなっていたが、 中心にする人物が思い浮かばなかったので書きはじめられなかった。 語り手の『僕』のことではない。『松井さん』だ。 一つのヒントは稲村ガ崎に実際に住んでいる高瀬さんだった。 『保坂氏』と松井さんのモデルとなった『高瀬さん』のフリートークを 約24分間に渡ってRealAudioFileで収録しています。 小説のメイキングに関する事や小説家としての独自のスタンスについて語って頂きました。 フリートークはこちらから(リンク切れ) 以下の文章は、中央公論11月号掲載の谷崎潤一郎賞受賞のエッセイから 小説中の登場人物に関する部分を抜粋したものです。 はじめて高瀬さんと外で会ったとき、高瀬さんが背が高くてびっくりした。 それほど高瀬さんは座っている事が多い。つまり変化に乏しい。 『キャットナップ』(『に時間の流れ

  • クリエイターズワールド/執筆前夜

    第1回 ゼロからひとつの世界を作り上げるクリエイターの仕事。ゼロが1になる瞬間ともいえる、一文字目を書き付けるその時に至るまで、プロは何を考え、何をしているのか。プロの創作の秘密に迫るインタビュー、今回は、「プレーンソング」でデビューして以来、「この人の閾」や「カンバセイション・ピース」など、小説と共に過ごす時間の一瞬一瞬が愛おしい傑作を生み出してきた作家、保坂和志さんにご登場いただいた。第1回では6月に刊行される新刊『小説の自由』についてうかがう。 「読んだり書いたりする以上に、小説について考えることに時間を使っている」という保坂さんの新刊『小説の自由』は、小説の書き方、読み方について綴られた一冊だが、小説とはこういうものであると限定するような評論ではなく、小説の“意味”を重視するような読み方や書き方などから私たちを解き放ってくれる、刺激的な小説論である。 保坂: 今、小説について何かを

  • 「カンバセイション・ピース」保坂 和志 - メモ

    「カンバセイション・ピース」保坂 和志 の抜粋 | 03:05 「鎌倉と東京湾以外は見たことがないから、知らない」 と私は言った。 「エーッ! じゃあ、昔はずうっと鎌倉の花火しか知らなかったってことじゃないですか。鎌倉しか知らないのに、『鎌倉が日一だ』とか何とか言ってたんですかア」 「当然」 と私が言うと、「そう言う人じゃないか」と浩介が言った。 「そうじゃなかったら、横浜ベイスターズなんか応援するわけないじゃないか。この人は何でもかんでも自分がたまたま知ってることが一番なんだよ」 「愛するっていうのはそういうことだ」と私は言った。「愛っていうのは、比較検討して選び出すものじゃなくて、偶然が絶対化することなんだよ。誰だって、親から偶然生まれてきて、その親を一番と思うようになってるんだから、それが一番正しい愛のあり方なんだよ」

    tamai0911
    tamai0911 2008/11/19
     下川必読。
  • 保坂和志《世界の奏でる選書フェア》 - m-sakane’s diary

    《最終版》(12月2日) 【御礼】 2ヶ月間に渡って開催致しました保坂和志《世界の奏でる選書フェア》が11月30日を持ちまして無事終了致しました。たくさんのお客様にご来店頂き、誠にありがとうございました。 しまった!磯崎さんにサインもらうの忘れてた。。。 手応え十分の感慨深いフェアとなりました。それに、フェアはお客様に新たなテーマに関心を持ってもらうことが主な目的なので売上はあまり気にしていないのですが、今回はよく売れました。保坂先生の新作『小説、世界の奏でる音楽』は大台の100冊を超えました。また『寓話』もフェア期間中に30冊近く売れました(ちなみに現在、ジュンク堂大阪店、福岡店でも販売しております)。選書ではベケットが満遍なく売れました。良書ですから当然普段から置いてますが、一般棚ではほとんど動かないのです。また、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』、ルーセル『アフリカの印象』、ルルフォ『

    保坂和志《世界の奏でる選書フェア》 - m-sakane’s diary
  • ■ - 偽日記@はてなブログ

    ●昨日のトークショーでの樫村さんの発言のメモをもうちょっと。認識の底上げと転移の不能と自由意思(能動性)についての例。 例えば、上司が嫌な奴で会社に行きたくないという状況があり、しかし実際問題として、行かなければクビになるので、行かないわけにはいかない、ということを私は知っている。この時、「行かないわけにはいかない」こと、行かなかった時にやってくる不利な結果を知りつつも、あえて「行かない」ことを選択することがあり得るという可能性がある、という点においてのみ、自由意思が確保される。例えば、もうどうしても嫌で会社に行けなくなってしまうというのは病気(あるいは自然)だから、自由意思ではない。そこで、駅まで行って、あえて会社とは逆向きの電車に乗るという能動的行為(の可能性)が生じるには、それをうながすモデルが絶対に必要であり、そのモデルこそが転移の対象である。例えば、「盗んだバイクで走り出す」反逆

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    オーベルジーヌ実レポ べ物の鼻塩塩(未だに通じるのかな) オーベルジーヌというカレーをご存知だろうか 都内にあるデリバリー専門のカレー屋で、 ロケ弁などで大人気の格欧風カレーが楽しめるらしい いいな〜 いいな〜オブザイヤー 都内の奴らはこんな良いモンってんのか 許せねえよ………

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  • 2008-10-10 - 那須日記

    日々, 読書 昼休みにすげー眠たくてそっこうごはんべて机にもどって昼寝しようと思って堂にいったらもちろんこういうときにかぎって知り合いに見つかるに決まっている。 仕事が終わったあと、同期の人たちと新宿にいってベトナム料理べる。鳥のローストが出てきたのだが、それが僕のどうにも苦手な味(香りも含めた味)で、僕はその味のせいで以前タイ料理屋に行ったときにカレーべ切れなかったこともあるという味で、その正体が知りたい。正体さえわかれば今度から「あ、僕は○○はちょっと苦手なので…」と言えるのだが。ベトナム料理とタイ料理に共通して(風味づけに)使う材で、なんか甘いような感じの味と匂いの、たぶん香草(わからないが)って何だろう。(パクチーではないことは、いっしょに出てきたパクチーを使った料理べてたしかめた) 保坂和志さんが『小説、世界の奏でる音楽』のなかで引用している樫村晴香さんの「ドゥ

    tamai0911
    tamai0911 2008/10/14
    おそらく小説というものは、そのような、言葉によってすぐに「広域的なアルゴリズム」へと回収されてしまう「ローカルな記憶回路」の出来事を、言葉を使いつつ(!)「広域的なアルゴリズム」に回収されないように踏
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    27年ぶりのYUKIライブ 2024/8/11。僕は埼玉の戸田市文化会館で行われた”YUKI concert tour “SUPER SLITS” 2024”に参加した。前にYUKIの歌声を聴いたのは1997/05/27の代々木第一体育館。実に27年の歳月が経ってしまった。 なぜそんなに間が空いたのか。なぜ、それでも参加しようと思ったのか…

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  • 2008-09-22 - ユリイカ!の瞬間

    映画音楽  思春期のころからナンチャッテ作家志望(あるいは夢見る小説家志望)である私は、文章作法や小説の書き方などを何冊か読んだことがあります。そのうちの1冊、保坂和志さんの「書きあぐねている人のための小説入門」は、「小説とは何か?」をあらためて考えさせてくれるとてもユニークなです。 書きあぐねている人のための小説入門作者: 保坂和志出版社/メーカー: 草思社発売日: 2003/10/31メディア: 単行(ソフトカバー)  とくに冒頭のエピソードが印象的です。  「小説とは何か?」を考えるとき、私は小学校時代の二人の同級生のことを思い出す。  こういう書き出しで小説作法が始まります。さて、この二人とはMさんとW君のこと。社会科の授業で「“昔”というのはいつのことか」をクラス全員に聞いたときに、Mさんはこう答えたそうです。 「お母さんのお母さんのお母さんが生まれる前」  みんなが

    tamai0911
    tamai0911 2008/09/24
    「お母さんのお母さんのお母さんが生まれる前」
  • ウラ・アオゾラブンコ

    このサイトは、インターネットの電子図書館青空文庫を、より利用しやすいものとなるよう手助けする目的で開設しました。青空文庫には、ボランティアによって作成された電子テキストが数多く収録されています。非常に有り難いサイトで、私自身もよく利用させてもらっています。ただし、個人的には幾つか不満な点もあります。 1、作品が50音順の並びばかりで発表年順の並びがない。 2、作品の長さが分かりにくい。 3、作者に関する情報が少ない。 4、著作権切れの作品の中で、どの程度がまだ青空文庫に収録されていないのかが分からない。――以上の4点です。そこで、このサイトでは上記の不満な点を少しでも自己解決するべく、独自の作品表を作ってみました。今後、少しずつ追加していきたいと思います。

  • 草むら

    土曜日は、ドリフターを熱唱した。 それで、熱唱しながら、 この世にある楽曲の中で、一番ドリフターが好きなんじゃないか、 とか、ちょっと思っていた。 そういうことを思った可能性のある曲は、なんだろうなあ、 オーケンがカバーした、 オザケンの天使たちのシーンとか、ちょっとそうかもしれない。 昨日の夜と今日の朝に、ハイロウズの十四才のことも思った。 ハイロウズ絡み(?)の話だと、 このあいだ、お皿を洗っているときに、いつも歌っているんですけど、 とつぜん、「月光陽光」がやってきて、 「胸の奥でべるがなーる」 と歌い出している。 「月光陽光」が収録されている、アルバム、 タイガーモービルのバンドスコアを持っていて、 各楽曲について、 ハイロウズのメンバーが色々と解説しているのだが、 それが、めちゃくちゃおもしろかったなあ、 ということを思い出して、吹き出してしまい、 「月光陽光」は中断しました。

    草むら
  • 早稲田大学講演

    早稲田大学大隈小講堂・保坂和志講演報告 早稲田大学講演会録・その1・その2・その3・質疑応答編 2000年11月29日(水) 講演よりなりよりまず、 早稲田大学正門の前で一匹のを発見。 見れば両目とも白濁しており、 目が不自由なのかしら? しかし、とっても太っていて健康そうではある。 早稲田大学にはノラ用学があるやも知れぬ。 午後5:00にいよいよ講演開幕。 保坂和志はいつもの通り、 訥々とした口調で、言いたいことを喋ってゆく。 講演の途中ではちょっとしたハプニングも・・・・。 (末尾「がぶん@@の目)参照のこと) 当講演会の主催者、 早稲田大学現代文学会のメンバーたちと、記念撮影。 しかし、いまだにかけ声が「チーズ!」とは、 びっくりしたなぁもう(死語) 講演会の後で、当HP関係者だけが集まって、 近所のファミレスで保坂和志と歓談する。 人数はおよそ20人といったところ。 しかし、

  • エッセイ集のページ

    <body> 芥川賞・谷崎賞・平林たい子賞受賞作家、保坂和志ワールドへようこそ。 </body>