2030年までに「6G」が始まろうとしているが、いまのところ、何を持って「6G」とするかは決まっていない。これから標準化などの作業が進んでいく予定だ。 そんななか、6Gのキーワードとなりそうなのが「空」だ。国内キャリアも、空からネットワークを構築しようと動き出している。 KDDIは「Starlink」を利用 すでに動き出しているのがKDDIだ。先頃、Twitterを買収したイーロン・マスク氏が手がけるスペースX社の「Starlink」を利用する契約を締結している。 Starlinkは高度約550kmの低軌道上に多数の人工衛星を打ち上げて、宇宙からブロードバンド通信サービスを提供するというものだ。2021年12月現在、約1500基の非静止衛星が運用されており、これまでの通信衛星に比べて地球に近いため、低遅延で高速な通信が提供できているというわけだ。 すでにStarlinkは一般ユーザー向けに
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