Enteは完全オープンソースで提供されているGoogleフォト代替です。E2E暗号化されたプラットフォームを提供し、クラウドに安全にデータを保存できます。独自の2FAも用意されているそうです。enteは数年程前から話題を集めたサービスですが、現在もしっかり継続して開発されており、ここ最近のユーザーのGoogleへの不信が強くなりつつある事から一部受け皿にもなっているみたいです。 各OS向けのクライアントアプリ（Windows、MacOS、Linux、iOS、Androd、Web）及びサーバーが含まれたOSSで、これらのソースコード及び暗号化技術はドイツのセキュリティ会社のCure53やフランスの暗号化専門のSymbolic Software、インドのハッキングテスト会社のFallibleなどから外部監査を受けている等、セキュリティの強さが特長となっています。写真保存機能としても申し分ない性

BloggrはNuxt.jsベースのオープンソース静的ブログエンジンです。Vue.jsフレームワークのNuxt.jsと、Vue.js開発者向けのGitベースのヘッドレスCMSであるNuxt-contentで設計されています。 手間を掛けず無料で自分専用のブログを作れる、と言う目的の為に開発されており、ホスティングはVercel、Netlify、Cloudflare Pages、GitHub Pagesなどが利用可能、SEOフレンドリー、Markdown対応、RSS対応、更にコメント用にHyvor Talk、分析にPirsch、ニュースレター用にMailerliteなどと統合可能となっています。 データベースもバックエンドも不要でセキュア且つ高速、ホスティングも無料で高性能なブログ運用が可能だそうです。MITライセンスの元でソースコードが公開されています。 Bloggr

10Web.Toolsは開発等の生産性を向上させるかもしれないツール集です。過去にも何度かこの手のサイトをご紹介していますが、よくあるシンプルな便利ツールを沢山公開しているWebアプリ集になります。 ユーティリティ、コンバーター、セキュリティ、コンテンツ、ドメインなどに分けられており、ステータスチェックツールやハッシュ生成、フォーマット変換などなどそれぞれに様々なツールが公開されています。 Webアプリという時点で業務で利用できない環境の方が大半かもですが、仕事以外の際に結構楽になるので個人的にはいくつかこの手のサイトをブックマークして利用しています。 10Web.Tools

Openblocksは社内ツールをノーコードで高速に構築可能なオープンソースのRetool代替です。完全OSSでセルフホストで利用するため制限なく利用可能でベンダーロックインの心配もありません。 Retoolのようなノーコード/ローコードアプリを社内用に構築できる、というもので、データソースやAPIに接続し、各UIコンポーネントでダッシュボード等を構築、チームや顧客と共有する、といった簡単なステップで社内ツールを開発する事が出来ます。 動作サンプルがあったので実際に使ってみましたが、思った以上に簡単そうでした。テーブルやチャート、リストなどのコンポーネントブロックをドラッグ&ドロップで配置、各ブロックにマウスでフォーカスし、項目やラベルなどを編集していくだけです。 OSSは構築までが大変ですが、将来的にはコスト増加やベンダーロックインの心配をせず、自身でカスタマイズして細かなニーズに柔軟に

NoCoder.Spaceはノーコードツールやノーコードツールで作られたアプリ等を探せるWebサイトです。ノーコードでできるのに、なぜコードを書くのか？という、TRICKの上田教授を彷彿とさせるセリフと共に様々なノーコードに関するリソースが掲載されています。 テクノロジーの民主化を目指し、誰もがノーコードツールを使ってコーディングせずとも望みのWebアプリを構築できるよう、リソースを提供するのがミッションのようです。 様々なノーコードツールやノーコードツール等で作られたアプリを紹介しており、ツール紹介では簡単な使い方を、作られたアプリの紹介ページでは使用したノーコードアプリを合わせて紹介しています。 ノーコード、という言葉はここ数年で頻繁にでるようになったキーワードですが、本来はもっと古くから存在はしていましたよね。 〇〇ビルダーとかジェネレーターの類がそれにあたりますが、現在はより多様的

Budibaseは社内ツールを簡単に構築したりワークフローを自動化するオープンソースのローコードプラットフォームです。 構築されるアプリケーションは基本的にSPAとなっており、パフォーマンスが高くRWD対応もされているそうです。MongoDB、CouchDB、PostgreSQL、MySQL、Airtable、S3、DynamoDB、REST APIなどからデータ取り込みが可能ですが、データソースが無くても構築可能です。 UIに関しても既にコンポーネントが用意されており、ブロック単位で追加できます。CSSスタイリングオプションも多数用意されているので、よりクリエイティブな作業も可能となっています。 更に、他のツールとの連携、Webhookへの接続が可能で手動で行っていたプロセスやワークフローを自動化することで、時間を節約することができます。勿論、他の人気のツールとの統合も可能となっています

LadleはReact専用として作られたオープンソースのStorybook代替です。ControlsとCSFの互換があります。 ご存知の通りStorybookもオープンソースですが、Ladleはパフォーマンスを重視し、Reactのみをサポートしたreact特化として開発したそうです。 Vite搭載、esbuild使用、ESモジュール採用となっており、バンドリングステップはスキップされる為、即座にサーバーが起動するなどパフォーマンスを重視した構成になっています。 Storybookは便利だけどそもそもReactベースしか作っていない、という方は移行すればフロントエンドの開発スピードが向上するかもしれませんね。ライセンスはMITとの事です。 Ladle

SigNozはDatadogやNew Relicなどの代替として開発されたオープンソースのAPM（アプリケーションパフォーマンス管理ツール：Application Performance Management）です。 1秒あたりのリクエスト数やエラー率監視、CPU使用率やメモリ使用率などのインフラストラクチャー監視、ユーザーリクエスト追跡などアプリケーションの監視と問題のトラブルシューティングを支援してくれます。 サービスインストゥルメンテーション（パフォーマンスの測定方法）のオープンソースプロジェクトであり、統一規格でもあるベンダーニュートラルなOpenTelemetryにも対応しておりベンダーロックインの心配もないそうです。こういった問題に対したソリューションになりえるのがOSSの良い点ですね。ライセンスはMIT。 SigNoz

Result 👆 こういうやつをCSSだけで実装する、みたいなやつです。セピア込みVer.もありました。 動画の上にかぶせればJS不要で古い映像みたいな演出が出来ますね。 css:root { --trsn: all 0.5s ease 0s; --black: #000; } *, *:before, *:after { position: absolute; } body { margin: 0; padding: 0; width: 100vw; height: 100vh; overflow: hidden; display: flex; align-items: center; justify-content: center; background: var(--black); perspective: 100vmin; } .content { width: 100vw; h

AnswerはQ&Aコミュニティを構築するためのオープンソースプラットフォームです。Yahoo！知恵袋的な質問コミュニティの開発をサポートします。 Go、React.js、Bootstrap、axiosなどで構築されており、好みの質問コミュニティを構築する事が出来ます。 この手のコミュニティはユーザーの確保と質問内容の管理が鍵ではありますが、うまく行けばとても価値ある知の集合体、いわゆるナレッジベースに育ちますよね。 なんとかWaveのようにある程度うまく行っても経営手腕の問題を抱えるケースもあるっちゃありますが、Q&Aはインターネットコンテンツと非常に相性がよく、様々なコンテンツに導入する価値があると思います。 Answer

OutstaticはNext.jsのためのオープンソース静的サイトCMSです。データベースや外部サービス、複雑な設定など一切不要で迅速且つ簡単にセットアップ可能とのこと。 一般的なCMS同様にコンテンツを作成、編集、保存が可能で、作成されたコンテンツは自動でリポジトリにコミットされ、Webサイトに展開されます。 必要なものはVercelとGithubのアカウントで、認証にGithub Oauthを使用するため、事前にキーを取得しておいてからVercelでデプロイする流れみたいですね。基本的には無料で運営可能だそうです。 ベンダーロック怖くて個人使用しか出来ませんけど楽そうなのでちょっと触ってみようかなと思います。ライセンスはMIT。 Outstatic

Design Systems For FigmaはFigmaで公開されているデザインシステムをコレクションしているWebサイトです。 AWSやUber、IBMやMS、Airtable、Spotifyなどの著名な企業やサービスのデザインシステムや、Ant Design、Material Design、Chakra UIなどのデザインシステムなど、個人ではなく企業によって公開された公式Figmaキットを厳選して集めているみたいです。 ブランドとして成功しているデザインシステムを学べるように、という事でしょうか。意図の説明などは無いので分かりませんが、そもそもFigmaで公式に著名企業がアカウントを持っている事を知らなかったので驚きました。ちなみにcookpadもあったので他の日本企業で公開されているのもあるかもしれませんね。 Design Systems For Figma

Easelはアイデア整理のためのメモライクなホワイトボードアプリです。現在オープンソース化が進められています。 テキストや画像、動画、URLなどを好きなように配置できるキャンバスが用意されていて、配置したアイテムをフォルダにまとめる事も出来ます。 自身のアイデア等をまとめる思考ツールですが、共有も可能のようです。非常にシンプルで個人的に好みでした。OSS化が楽しみです。 EaselGithub

Surgeは100％匿名で使える安全性重視のオープンソースのp2pファイル共有アプリです。ブロックチェーン技術を使った分散型でデータは全て暗号化されるそうです。 Goで書かれており、フロントエンドにvue.jsとwails、すべてのトランザクションにNKNブロックチェーンが採用されており傍受不可能となっているとの事で、これらはOSSとなっているため確認も可能です。 匿名P2Pと聞いて懐疑的になった方向けにも、その方法をGithubで解説されているので疑問を感じられた方はリポジトリをご確認下さい。ライセンスはMITとの事です。 SurgeGithub

LinenはコミュニティファーストなオープンソースのSlackやDiscordのようなチャットアプリ代替です。特にコミュニティを重視した設計となっているそうです。 更に、従来のチャットアプリはJSが重く、検索エンジンフレンドリーとは言えない現状を受け、検索エンジンフレンドリーなチャットアプリを作ったそうで、サービスとして運用しているLinenのコミュニティはGoogleで5万ページ以上インデックスされ、20万以上の検索インプレッションを獲得しているそうです。 また、インポート機能も用意されていて、SlackやDiscordでの会話、添付ファイル、絵文字、メンバーなどのインポートが可能との事です。移行しやすいのは代替アプリを名乗る上で重要かもしれませんね。ライセンスはAGPL-3.0との事です。 LinenGithub

refineはReactベースのCRUDアプリを構築するためのオープンソースのヘッドレスWebアプリケーションフレームワークです。 Create（作成）、Read（読み取り）、Update（更新）、Delete（削除）の頭文字を取ってCRUDと呼ばれており、この機能を持ったWebアプリの設計の為に開発されたフレームワークになります。 Ant Design、Material UI、Mantine UIなどとの統合もサポートされており、すぐにでも開発を始める事が出来ます。 ドキュメントやチュートリアル、コミュニティなども充実しています。使いこなすにはある程度学習コストがかかりそうですが学ぶ価値は高そうな印象でした。ライセンスはMITとの事です。 refine

AdminJSはオープンソースのNode.jsアプリケーション用管理パネルです。数分で全てのデータを1か所で管理できるNode.jsアプリ用のダッシュボードを構築できるそうです。 提供された複数データをもとに、ORM/ODM アダプターによって取得・分析され、コンテンツを管理できるようにするUIを自動生成し、提供してくれる、というもの。実際に確認したところUIもシンプルで分かりやすく動作も軽量でした。 すぐに使用できるよう設計されていますが、その真価を発揮するのはカスタマイズにあるそうで、柔軟性も一つの強みとなっているそうです。ライセンスはMITとの事。 AdminJS

We Do Data Scienceはデータを送ると自動で解析・各グラフにビジュアライズしてくれるノーコードアプリです。 対応フォーマットはCSV、parquet、tsvなどで、グラフは円や棒、ドーナツや線など一般的なグラフに変換、ダウンロード出来るようになっています。 また、データの解析をもとに一元配置分散分析やさまざまな統計計算（中央絶対偏差や変動係数、幾何平均など26種）なども行えるようになっています。 利用は無料で、ユーザー登録すると便利になるみたいです。データを送る、という点で利用シーンは限られますが全域公開する予定のデータなら問題ないでしょうし需要はそこそこありそうな気がします。 We Do Data Science