トルコ・アンカラの大統領官邸で、16のチュルク系国家を象徴する甲冑姿の兵士たちを背にして、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長と握手を交わすレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(右、2015年1月12日撮影)。(c)AFP/ADEM ALTAN 【1月27日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が、同国を訪問する要人たちを迎える儀仗兵として、2000年にわたるチュルクの諸王朝を象徴する16種類の甲冑(かっちゅう)に身を包んだ兵士たちを登場させた──。まるで低予算の歴史ドラマに出演するエキストラのようなこの「戦士」たちが、実際の歴史とあまりにもはかけ離れているとして問題となっている。 登場した兵士たちについて、評論家らは、トルコが1923年に建国された現在の共和国よりも、はるかに繁栄したかつて大帝国オスマン朝の歴史を受け継ぐ