函館市では2007年より「市立中央図書館」「公立はこだて未来大学」の協力を 得て市が所蔵する膨大な図像資料のデジタルアーカイブ化を進めており、その 活用方法の検討や啓発運動を行っています。 それらの蓄積した各種図像データの効果的利用を目的に、昨年から『文化と編纂』と 言う事業を行っていますが、その最初テーマが江戸中期の松前藩の家老であり画人の 【蠣崎波響(1764~1826)】の『釈迦涅槃図』でした。 『釈迦涅槃図』は函館の古刹、曹洞宗高龍寺が所蔵している物で高さ約3メートル、 幅1.4メートルの双幅(一対)の掛け軸です。 その『釈迦涅槃図』が公立はこだて未来大の川島教授等によって「超高精細デジタル撮影」 され公開されました。 その画像は素晴らしく精細で釈迦の周りに死を悼んで集まった会衆の表情や凄い数の 鳥や動物を始め、小さな虫までも細密に描かれていて波響の描写力には驚きます。 本当に凄い
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