日本でも始まった「Kindle Unlimited」を、雑誌読み放題という観点で「dマガジン」と比較してみました。うーん、これは。 [追記:8月9日に「楽天マガジン」が登場したので、新たに3サービスの比較表を作りました] 誌名順でソートしてあります。Kindle Unlimitedが約250誌、dマガジンが約160誌。どちらにも配信されているのは50誌(色づけしておきました)で、あまり重複していないというのがポイントになるでしょう。 ※スマートフォンの方は、画面を横にしてください [ソース:Kindle Unlimited雑誌ジャンル・dマガジン参加雑誌一覧] 目視で拾い、シリーズ化されていないムックは外してあります。単純に数で比べるとKindle Unlimitedのほうが多いのですが、dマガジンにあってKindle Unlimitedにない雑誌に大手の週刊誌系が目立つあたりが気になりま
新年あけましておめでとうございます。 今年も「見て歩く者」をどうぞ宜しくお願い致します。 今年も恒例の「予想」をしてみます。 過去の予想と検証 過去3年の予想と検証はこんな感じでした。振り返ってみると、それほど突飛な予想はしていないので、大外しもしていないという感じです。 2013年に電子書籍関連でどんな動きがあるか予想してみる:見て歩く者 by 鷹野凌 年初に書いた「2013年に電子書籍関連でどんな動きがあるか予想してみる」がどれだけ当たっていたかを検証してみた:見て歩く者 by 鷹野凌 一年の始まりなので、2014年に電子出版関連でどんな動きがあるか予想してみる:見て歩く者 by 鷹野凌 2014年電子出版関連の気になるニュースまとめ ── JEPAセミナー資料:見て歩く者 by 鷹野凌 一年の始まりなので、2015年に電子出版関連でどんな動きがあるか予想してみる:見て歩く者 by 鷹
マンガ家・赤松健さんと株式会社GYAOが2015年6月に設立した、株式会社 Jコミックテラス会社の設立および事業に関する説明会に行ってきました。 会社設立の経緯と思い まず、マンガ家の赤松健さんより、株式会社 Jコミのこれまでについて説明。2011年に設立。全巻無料配信で、広告収益を100%作家に還元しています。絶版になってしまった本を、どうやって手に入れるか? 一般的には古本です。でも、ZIPでアップロードされちゃってるマンガのファイル(海賊版)が世の中にはいっぱい存在しています。10年くらい前から「Winnyで落としました!」というファンレターが届くようになったそうです。その海賊版撲滅を目指したのがJコミです。 株式会社 Jコミックテラス取締役会長 赤松健氏 掲載依頼は殺到、どんどん大きくなってきました。ただ、赤松健さんは週刊少年マガジンで連載中のマンガ家であり、なかなか手が回らなくな
Amazon「夏の読書推進お買い得キャンペーン」 Amazonが、期間限定で新刊書籍の値引き販売を始めました。当初の日経報道や、それに対する反応など、いろいろ事実誤認が散見されるので、ちょっと整理してみることにします。 再販違反じゃないの? これに関しては、公正取引委員会の「よくある質問コーナー」Q12.の解説が分かりやすいです。メーカーが小売店に定価販売を強制するのは「再販売価格維持行為」といい、独占禁止法(2条9項4号)によって原則禁止されている行為です。ただ、一部の著作物(書籍、雑誌、新聞、音楽用CD、音楽テープ及びレコード盤の6品目)については、例外的に独占禁止法の適用が除外されています。これを「著作物再販適用除外制度」といいます。 要するに、出版社が書店に定価販売を強制するのは、例外的に認められた行為であって、出版社が「希望小売価格」にするのは自由なのです。出版社が定価で販売する
角川アスキー総合研究所は4月1日、リアルタイム・エンタテインメント・ツイートランキング「CatchTheMoment」の紹介イベントを行いました。現地から可能な限りリアルタイムレポートしていましたが、Twitter Japan 牧野友衛氏辺りから後で書き足しています。 「CatchTheMoment」は、角川アスキー総合研究所のフィルタリング技術と、東京大学生産技術研究所 喜連川研究室の高速言語解析エンジンで、エンタテインメントに関する全量ツイートをリアルタイムに解析する技術です。 これに加えて、KADOKAWAグループのエンタテインメント辞書を使い「読む、見る、行く、買う、食べる、楽しむ」など、ソーシャルメディアでのコミュニケーションにおける生活行動を、Twitter上からリアルタイムに分析・可視化する、というものです。 店頭やECでの販売施策や、広告効果測定などリアルタイムなマーケティ
新年あけましておめでとうございます。 本年も「見て歩く者」をどうぞ宜しくお願い致します。 2014年も、電子出版界隈ではさまざまなことがありました。昨年年初の予測を簡単にまとめると、こんな感じです。 電子図書館界隈に注目が集まる タブレットの大型化と高解像度化 PC向けビューワのリリースと電子雑誌の盛り上がり メジャーなマンガ誌が紙と電子を同時配信し始める セルフパブリッシングの作家やサービスが脚光を浴びる 12月5日のJEPAセミナーで検証していますが、厳しめに判定しても6割くらいは当たっていたと言っていいでしょう。ね? さて、では2015年はどんな年になるでしょうか? 昨年と同様、5つに絞ってみました。 今年こそタブレットの大型化と高解像度化が進む 電子図書館サービスが助走段階から離陸段階へ移る リアル書店やコンビニで電子書籍が入手可能な仕組みが普及する ソーシャルDRMで直接配信する
電子書籍って「Kindle」以外のプラットフォームで出版する意味あんの?「武器としての書く技術」の売上データから考える – Blogos “「Kindle」以外のプラットフォームで出版する意味あんの?” という意見に、そろそろちゃんと反論しておきます。全力で釣られたクマー(ズザザザザ)。 まず前提として、ボクはセルフパブリッシングで「これもうきっとGoogle+ガイドブック」という本を3巻まで出しています。これまでの印税額トータルだと、現行モデルのMacBook Airを買ってお釣りが出る程度です。 販売しているのは、Kindleストア、iBooks Store、楽天Kobo、GooglePlayブックス、パブー、BCCKS、Gumroadです。最近までセルフパブリッシングで国内ストアに並べるのは無理だったので、土俵はある程度限定されています。トータルの印税額比率は、以下のような感じです。
新年あけましておめでとうございます。 本年も「見て歩く者」をどうぞ宜しくお願い致します。 昨年は、最後の黒船 iBooks Store の上陸、LINEマンガ・Amebaの読書のお時間ですといったのソーシャル系プレイヤーの新規参入、ビットウェイの出版デジタル機構への吸収合併、KADOKAWAの本棚連携・合併と大規模セールなど精力的な動き、TPP知財・電子出版権・児ポ法改定の議論、自炊代行違法判決と合法化への動き、そしてなにより、Kindle Worlds・Kindle MatchBook・Kindle 連載・Day One など、次から次へと新しい手を容赦なく繰り出す Amazon の動きが目立った一年でした。 では2014年はどんな年になるでしょうか? 予測1:アメリカで電子図書館サービス最大手の OverDrive が日本へ上陸し、電子図書館界隈に注目が集まる 電子取次のメディアドゥが
2013年最後のエントリーは、年初に書いた「2013年に電子書籍関連でどんな動きがあるか予想してみる」がどれだけ当たっていたかを検証してみます。 予測:「iBooks Store」が早々にオープンする もう少し早いかな?と思っていたのですが、Appleから公式発表があったのは3月6日でした。まあ、3月頭なら「早々に」と言えるのではないでしょうか。正解ということにしておきます。 予測:iBooksのAndroid対応なんていうサプライズは無い Mac OSに対応はしましたが、AndroidやWindowsに対応するようなサプライズは、やはりありませんでした。ちょっと残念ですけど、これも正解。 予測:iBookstoreにエロが載ることはほとんど期待できない 「iBookstoreはひとたび配信開始した作品を、後で配信停止する場合がある(そして復活する場合も)」という記事で書いたとおり、「To
対アマゾン、電子書籍で連携 書店や楽天など13社、めざせ「ジャパゾン」:朝日新聞デジタル 朝一番でこのニュースを見て、思わずのけぞってしまいました。何ですか「ジャパゾン」って。そして何より、なんでいまさら「電子書籍販売推進コンソーシアム」で実証実験なんですか。どうしたって、2000年に終結した「電子書籍コンソーシアム」を思い出してしまうではないですか。 寄り合い所帯で、責任の所在が曖昧になる。成果を出すことではなく、実験することが目的になりやすい。状況の変化に対し、迅速に対処できない。「船頭多くして船山に登る」といいますけど、正直嫌な予感しかしないです。 記事中にある「13社」は、全ては明らかになっていません。名前が挙がっている企業は、楽天、ソニー、日販、トーハン、紀伊国屋、三省堂、有隣堂、今井書店です。三省堂が入っているということは、恐らく BookLive! も加わるでしょう。 Boo
11月11日にアマゾンジャパン本社で行われた、「Kindleフォーマットセミナー」に参加してきました。詳細なレポートは、日本独立作家同盟のウェブサイトに載せてあります。 Kindle Overview(Kindleの概要) 商品情報とお客様の利便性 Kindle本を制作、出版するためのツール、ドキュメント、ビューワ最新情報 Kindleコミッククリエーター(KC2)で作る、簡単マンガ(写真集)制作 Kindle用EPUB制作に関するTipsと注意点 終了後に懇親会にお招きいただき、アマゾンジャパンの方とじっくり話をしてきました。差し障りのない範囲で、こちらもレポートさせて頂きます。 セミナーを開催してくれたのは、「Kindleコンテンツ事業部」の方々で、技術系の方々が中心です。名刺交換をしたら、「あ! 今日の参加者一覧に名前があったので、ぜひご挨拶したかったんですよ!」と言われて焦りました
Amazon.co.jp: Amazon Student: 学生のためのプログラム Amazon Student いわゆる学割プログラムである「Amazon Student」に対し、ポイント値引きは再販契約違反であると、日本出版者協議会(出版協)が何度も抗議をしています。直近では、出版協は9月5日までに回答がない場合は出版物の出荷停止指示をするという警告をしていました。 回答期限である昨夜、こんなリリースが流れました。 Amazon.co.jp、Amazon Student会員を対象に本15%ポイント還元「秋学期応援キャンペーン」を実施 – MSN産経ニュース Amazon.co.jp(以下Amazon)は、Amazon Student会員特典である本(コミック、雑誌およびKindle本を除く)10%ポイント還元につきまして、本日9月5日(木)から2013年10月15日(火)までの間、期間
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く