今回の実験を指導したのは同大学医学部の井上浩義教授。井上教授は薬理学や高分子化学の専門家ですが、一方で日本におけるナッツ研究の第一人者として知られています。 実は、この実験で使用した<ある食品>とは、アーモンドのこと。欧米諸国ではその高い栄養価から「奇跡のナッツ」として知られているアーモンドですが、日本でも近年その高い健康効果が注目を浴びるようになり、毎年8%ずつ消費が伸びているそうです。 井上さんの研究室が2013年の秋から2014年にかけて行った実験では、食事や運動、睡眠など他の生活習慣は一切変えずに、毎日25粒のアーモンドを食べ続けてもらう、というもの。 ご存知のとおり、ナッツは高カロリーな食品で25粒のアーモンドには150kcalほどのカロリーが含まれています。これはおにぎり1個分のエネルギーとほぼ同じ数値で、つまりいつもの食事におにぎりをプラスしたにもかかわらずやせた、というなん
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