ヤマビルは、円筒形で体長2~5cmで、伸びると5~7cmになります。体の前後腹面に吸盤があり、ほふく運動で(尺とり虫のように)人や動物に接近し付着します。寿命は3~5年程度と言われています。 ヤマビルは陸にすむヒルですが、落ち葉の下など湿気の多いところを好みます。 活動期は、4月から11月までで、特にヤマビルの生息や活動に最も適した気象条件(気温、湿度及び降水量)になる6月から9月までは生息密度も高まり、特に雨中及び雨後は活動が活発です。 ヤマビルの活動域の拡大は、人や野生動物が媒介しているとも言われています。 ヤマビルは、動物や人が吐く息に含まれる炭酸ガスや体温などで、その存在を知り移動します。移動速度は1分に1m程度とのこと。 県自然環境保全センター撮影 ヤマビル(背景の目盛りは1cm四方)