日本史上最大のM9.0という巨大な地震が東北地方を襲った、あの「東日本大震災」の発生から本日で丸10年の節目を迎えました。しかし、巨大地震が発生する可能性が消えたわけではありません。現在、日本列島周辺の各地で巨大地震の「兆候」と思われる宏観異常現象などが出始めています。MAG2 NEWS編集部では今回、公共機関の発表したデータから見えた「前兆」をもとに、東北沖の日本海溝周辺および伊豆・小笠原諸島周辺における地震発生の可能性について、地質学の専門家に最新の分析結果をお伺いしました。 福島沖M7.3震度6強の地震は「前震」か? 今年2月13日午後11時7分に発生した、福島沖を震源とするM7.3(最大震度6強)の地震。誰しも10年前の東日本大震災のことが頭をよぎったに違いない。現に、気象庁はその後の会見で、「東日本大震災の余震」との見解を公表している。