今年3月の複々線化完成に向け、最後の工事が続いている小田急電鉄小田原線の世田谷代田―東北沢間。同月に行われるダイヤ改正で朝ラッシュ時の列車が大増発され、首都圏でもトップクラスの混雑が大幅に緩和されることが期待されているが、同区間にある世田谷代田・下北沢・東北沢の3駅も、これまでの「仮の姿」からいよいよ「本来の姿」へと形を変える。 2013年3月の地下化以来、地上を走る京王井の頭線との乗り換えが不便になったと指摘されることの多い下北沢駅は、現在のホームの1層上にもう一つのホームが完成し、各駅停車と快速急行・急行などが別々の階から発着する形に。現在は計8基のエスカレーターも11基に増強されるという。 乗り換えで長年同駅を利用してきたという女性は「ホームから地上までのエスカレーターが混んでるから階段を使うことが多くて、おかげですっかり足腰がきたえられちゃった」と苦笑いするが、春以降はその苦労も軽