こうした沿線各地でのクルーズ列車に対する盛り上がりと関心の高さもあり、東急の松田部長は「ザ・ロイヤルエクスプレスの北海道での運行は、地域の様々な方々の賛同や協力があってこそ実現することができた。ダイヤや鉄道施設などの課題がクリアになり地域が一緒になって前向きに旅を作れる状況になれば他の路線でも運行ができる可能性がある」と意欲を見せる。 ここで言う地域とは、単純に自治体がどうこうという話ではなく民間も含めた地域の関係者を意味し、他の路線への運行拡大については、その地域に東急のスタッフ陣と一緒になって旅の舞台を作りたいという熱量を持った人たちがいるかどうかが重要になりそうだ。 こうした北海道東部での盛り上がりに対して複雑な思いを持つ地域関係者もいる。北海道新幹線の並行在来線のうち長万部―小樽間については輸送密度が2000人を超えている余市―小樽間も含めて北海道庁により強引に廃止の方針が結論付け
![東急、北海道豪華列車「3年目」の手応えと課題](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f7fddf09e375bcfdd74bcfcd140a1ddcb0ccb558/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2Fd%2F1200w%2Fimg_5d01a566ecdaac19b54a67a0572ea3e480602.jpg)