はてなダイアリー「下総ミリタリースクエア」が、移転の上改称。 dragonerが草葉の陰から生暖かく軍事話やその他の雑想を垂れ流すブログ。 前回ではアメリカ海兵隊の歴史を振り返ることで、海兵隊が絶えず自己を変革することによって、状況に対処してきたことを説明しました。 では、現在の海兵隊はどのよう考え、行動する組織なのでしょうか。後編では、そのドクトリンの中心的概念から装備について考え、自衛隊への海兵隊機能を持たせることについて考えてみたいと思います。 Maneuver Warfare:機略戦 現在の海兵隊を考える上で欠かせないのは、“Maneuver Warfare”という概念です。単純に和訳すると、「機動戦」という言葉が一般的になるかもしれませんが、米国海兵隊ドクトリン総論『WARFIGHTING』を邦訳した戦争平和社会学者の北村淳氏は、”Maneuver”は「機動」よりも広い意味を包含
![自衛隊に海兵隊機能を持たせる前に、そもそも海兵隊ってなんなのさ? <後編>](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/94fd79fe26d7dccd6f5defe3ca949a73d35bf837/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2F3.bp.blogspot.com%2F-jMq9X_pc8x8%2FUiNHMpFHtJI%2FAAAAAAAAJZk%2FubBOriPgToQ%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2F%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A.png)