パナソニックは、店舗などで商品の演出映像を投影できる照明器具を7月1日に売り出す。建物などに3D映像を投影する「プロジェクションマッピング」のような演出手法が手軽に使えるとあって、レストランや洋服店などでも広がりそうだ。 新商品は「スペースプレーヤー」。形状は普通のスポットライトだが、商品を照らすだけでなく、その背景に様々な映像を流すことができる。春夏の洋服の背景を野原や海岸にしたり、秋冬ものの背景をイルミネーションにしたりすることで、手軽に季節感を出して消費者の購買意欲を高めることが可能だ。レストランでは、テーブルに料理や飲み物の説明を投影することもできる。 想定価格は1台30万~40万円程度で、投影用の映像も社内で開発して販売する。