上野にある国立西洋美術館が専門家による諮問機関から登録勧告されたことで、2016年の世界遺産登録がほぼ確実になったことから、にわかに近現代建築が脚光を浴びています。国立西洋美術館を設計したル・コルビュジエは「近代建築の三大巨匠」と呼ばれるのですが、残りの2人はご存知ですか? ル・コルビュジエとともに「近代建築の三大巨匠」と称されているライトは、グッゲンハイム美術館(1959年)の建築者として知られています。スロープの壁に展示されている作品を眺めながら下りるように計算されています 三大巨匠、世界遺産コンプリートのはずが…… ひとりはミース・ファン・デル・ローエで、チェコにある『ブルノのトゥーゲントハート邸』が世界遺産に登録されています。そしてもうひとりが、フランク・ロイド・ライトです。実はライトの作品群も、2016年の世界遺産登録を目指しているのです。アメリカにある10の建築物が選択されてお