今年開業百三十周年を迎えたJR信越線横川駅構内に蒸気機関車(SL)が走っていたころ設置されていた、機関車の進行方向を変える転車台の試掘調査が行われた。地中から一部が半世紀ぶりに姿を見せた。機関車をグルリと回す機械だが、風情があり当時を知る人には懐かしい。元鉄道マンには復活を期待する人もいる。(樋口聡) 試掘が行われたのは現在、同駅西側に隣接する鉄道のテーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」のバス専用駐車場内。JR東日本高崎支社が、設置場所の確認と概要、構造などを測量調査して記録保存するために実施した。