メキシコ、ソチミルコ島は人形で埋め尽くされた場所として有名だが(関連記事)、日本にも人形が住む場所が存在する。 徳島県三好市は2006年に5つ町村が合併して誕生した市だが、その中の1つ、元東祖谷山村には現在の人口37人をはるかに上回る百体以上の人形がいるという。 これらすべての人形は1人の女性によって作り上げられた。きっかけは農作物を荒らすカラスや野鳥対策として、農作業をしている父親を似せて作った等身大の案山子(かかし)を作ったことからはじまる。 映像はドイツ、ベルリン在住の映像作家、リッツ・シューマンがこの地を訪れ取材した時のものである。 これらの人形(かかし)を作っているのは綾野月美さん(64歳)。綾野さんが作った人形を見た人が何度も何度も、父親と間違えて「こんにちは。」、「おはよう」と人形にあいさつしているのを見て、それがおかしくて徐々に人形を増やすようになったのだそうだ。 たくさん