鹿児島、宮崎県境の霧島連山・新燃(しんもえ)岳の爆発的噴火に伴う空気振動(空振)が、関東地方まで伝わっていたことがわかった。 火口からは900キロ・メートル以上離れて人に感じられないほど弱まっているため、被害の心配はないという。 東京大学地震研究所によると、1日午後11時19分の噴火で発生した空振で、約45分後に千葉県鴨川市の気圧計が7パスカル、茨城県つくば市では1パスカル程度の気圧変化を観測した。火口から南西3キロ・メートルでは185・5パスカルだった。 また、現地で458パスカルを記録し、建物の窓ガラスが割れるなどの被害が相次いだ同日午前7時54分の噴火に伴う空振では、関東地方で観測できたのは1パスカル未満だった。