第23回参議院選挙が7月21日、即日投開票された。自民党は改選34議席を大きく上回り、65議席を獲得。自由民主党と公明党の連立与党は非改選を含めると135議席を確保し、衆参で与野党の議席数が逆転していた「ねじれ国会」が解消された。 今回の参院選で注目されたのは、ネットを使った選挙運動が解禁されたことだ。自民党総裁「安倍晋三」のキーワードで16のTwitterアカウントが確認されたように、当初、対立候補による「なりすまし」の懸念もあったものの、選挙期間中の警視庁への被害相談はゼロだったという。 ネット選挙の悲喜交々 ネット選挙が解禁される以前は、参院選(比例代表)では候補者一人当たり、はがき15万枚、ビラ25万枚、ポスター7万枚と規定されていたが、今回新たにネットが導入されたことで、各政党・候補者による選挙運動も効果的になると見られていた。 選挙期間中、各政党・候補者ともにネットを使い政策や