バンデューラは、行動遂行の先行要因として結果予期と効力予期の2つをあげた。結果予期(Outcome Expectation)とは、ある行動がある結果を生み出すという推測のことである[2]。効力予期(Efficacy Expectation)とは、ある結果を生み出すために必要な行動をうまく行うことが出来るという確信のことである。自己効力感とは、ある結果を生み出すために適切な行動を遂行できるという確信の程度、つまり自分が効力予期をどの程度持っているかを認知することをさす[3]。 自己効力感の先行要因[編集] 自己効力感を生み出す基礎となるのは、以下であるとされる。 達成経験(最も重要な要因で、自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験)[3] 代理経験(自分以外の他人が何かを達成したり成功したりすることを観察すること)[3] 言語的説得(自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的