C++0xでは、std::allocator_traitsの導入によって、アロケーターに最低限必要なものが、かなり減った。これにより、アロケーター実装者の負担も減っている。メモ替わりに書いてみる。 以下は、std::allocator_traitsを通してアロケーターを使う場合に、最低限必要なものである。 // 必ずテンプレートパラメーターをひとつ取らなければならない // T型のオブジェクトに対するアロケーター template < typename T > class allocator { public : // 最低限必要なnested type typedef T value_type ; // ストレージの確保用 // n個のT型のオブジェクトを確保できるに足るだけのストレージを返す value_type * allocate( std::size_t n ) ; // ストレ