グループウェア市場に大きな変革が起こっている。成熟市場とも言われてきた同市場だが、パッケージライセンスの購入からSaaS型サービスの利用へと、導入における企業側のニーズに新たなトレンドがおきている。加えて、普及が進むスマートデバイスを有効活用したい、ソーシャル機能を活用したいなど、常に最新のニーズに対応することも必須となってきた。 こうした市場環境において、存在感を見せている代表といえば、例えば「Google Apps」だろう。そこで今回は、グループウェア製品の市場動向とユーザー意識について最新レポートをまとめたアイ・ティ・アールに、「企業の声」「Google Apps」の二つを軸に取材した。解説を担当してくれたのは、シニア・アナリストの舘野真人氏だ。 2012年度はグーグルがシェア2位に浮上 グループウェアの市場規模は、もう伸びしろがない--、といった認識は、確かに時々耳にするかもしれな