[オリンピア(米ワシントン州) 14日 ロイター] 米ワシントン州シアトルからブラジルまで、サッカーボールをドリブルしながら旅していた男性が14日、道中で車にはねられて死亡した。旅立ってからわずか2週間の悲劇だった。 リチャード・スワンソンさん(42)は今月1日、リュックサックに寝袋を詰めてシアトルを出発。オレゴン州西部リンカーンシティの警察によると、同市で路肩を歩いていたところはねられたとみられている。現場近くではサッカーボールが発見された。 3月にスワンソンさんがユーチューブに投稿した映像によると、グラフィックデザイナーの仕事を失い、新たな職も見つからなかったが、これを機に昔からの夢を叶えたいとドリブルでの旅を思い立った。2014年にはブラジルでサッカーのワールドカップ(W杯)が開催される予定で、以前からW杯を見に行きたいと思っていたという。