九州大の数学科が後期日程の定員9人のうち5人の「女性枠」を作る と発表した後で、「公平ではない」などと批判を受けて、 中止に追い込まれた。 (報道記事はこちら) 数学のように日本では極端に男子の多い分野で、 ある程度女子を優遇するというのは間違った方向ではない。 極端に女性が少ないと、それを理由に躊躇する女性もいるだろう。 また男子学生にとっても、ある程度男女比が妥当な水準に落ち着いた方が 学生間のコミュニケーションも活発になり、 勉強や研究をする上でも良い影響を受ける可能性が高い。 卒業後の進路に関しても、大学ではアファーマティブ・アクションに よって女性研究者に対する需要が相対的に高いので、 女性を増やすのは合理的な選択だ。 それでは、なぜ取りやめなければならないほど 強い批判を浴びてしまったのだろうか? それは、やはりアプローチが稚拙であったということだ。 マイノリティ優遇のようなセ