京都の研究室の廊下で、ことしの分子生物学会年会のポスターを見ました。 大きな字で、原点に戻る!とありました(記憶違いで原点に帰るだったかもしれません)。 それにすべては議論から始まった、というような小さめの文章が付いていました。 今年は、三島の国立遺伝学研究所の小原さんが年会の会長さんですが、「さすが小原さん」とおもいました。 事情通でなくても、これは割合挑戦的なスローガンとは感じるでしょう。 ここのところ、数年、分子生物学会は他の学会である生化学会と年会を共催していました。このことについての反応は学会内ではさまざまです。こころよく思わない人も、これでいいと思う人もいるのです。 だいたい、分子生物学会とは、もっとも学会らしくない学会で、普段着で参加できて、なおかつ年会をする以外になんの価値も認めない、という人たちの集まりだったのです。 いまのように学会が色んな活動をするというのは本来の任務