未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ
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陸自で「パジェロ」といえば、1/2tトラックを指します。ベース車両はもちろん三菱「パジェロ」で、どこの部隊にも見られるごくごくありふれたクルマですが、それだけ不可欠なクルマと言えるかもしれません。 「ジープ」から「パジェロ」へ変身 陸上自衛隊の、どこの部隊にもある車両といえば「1/2tトラック」が挙げられます。「トラック」という呼称ではありますが、ベース車両は三菱自動車におけるRV(あるいはオフロードSUV)の代名詞ともいえる「パジェロ」(2代目)です。 陸自1/2tトラック(新型)、幌をとった状態。ベース車両は三菱「パジェロ」(矢作真弓撮影)。 1/2tトラックは、1973(昭和48)年に制式採用された「73式小型トラック」が元になっています。この73式小型トラック、汎用の小型トラックとして三菱「ジープ」のJ-24-A型と呼ばれる型式が採用されました。隊員たちからはそのまま「ジープ」と呼
地球が過去100万年ほどの間に、寒い「氷期」と暖かい「間氷期」を繰り返し経験したことをご存知の方は多いだろう(よく「氷河期」というが、地球の一部に氷河がある「氷河時代」の意味との混同を避けるため、ここでは「氷期」という。氷河時代は氷期と間氷期を含む)。 氷期は原始人がマンモスを狩っていたイメージだろうか。そして間氷期が来て農耕が始まり、現在に至る。しかし、いつか次の氷期が訪れるはずである。 一般の方と地球温暖化の話をしていると、「次の氷期が来れば温暖化でなく寒冷化するのではないですか」「氷期が来ると困るので温暖化させたほうがよいのではないですか」という声を聞くことがある。 先日、講演でこの点を含めて解説した内容を弊研究所のニュースレターに採録し、SNSで発信したところ、予想以上に反応があった。これをきっかけに、気になっていた論文を読んで理解を深めたので、改めて解説を試みたい。 現在、氷期が
「佐川が逮捕されれば、官邸まで火の粉が及ぶぞ」──永田町や霞が関が慌てふためいた佐川宣寿・前財務省理財局長の立件は、あっさり見送りとなった。かつて田中角栄、金丸信などの大物政治家を次々と逮捕し、「泣く子も黙る」と恐れられた特捜検察は、いったい何に臆したのか。ノンフィクション作家の森功氏がレポートする。(文中敬称略) * * * 8億2000万円の値引きという森友学園への国有地売却の発覚から1年4か月、不発に終わった大阪地検特捜部の捜査は、すこぶるわかりにくい結末というほかない。なかでも財務省が首相夫人の存在を隠そうとした土地取引に関する決裁文書の改ざんは、300か所にのぼる公文書の“偽造・変造”だが、それがなぜお咎めなしなのか。官邸が捜査を封じ込めたのか。
筆者は、伝統的な中国における王朝と人民の関係、官僚制度の在り方について、以下のように述べる(以下、数か所を引用)。 財政のありようから見てとれるのは、中国では歴史的に、政府権力が必ずしも民間社会のすべてを掌握しておらず、必然的に権力のかかわる社会とそうでない社会とに分かれてしまう、ということである。(P.65-66) われわれは普通に「国民」という。それは「国」と「民」が一体化したnationの謂であり、その翻訳語である。欧米や日本の近代国家はそれが基本構造をなしているのに対し、中国は歴史的に「国」と「民」が一体にならなかった。(略)「国民国家」といい、国家と国民が曲がりなりにも一つの共同体をなすのが、日本・欧米だとすれば、少なくとも史上の中国は、両者一体とならない二元的・重層的な社会構成であった。それは、日本や欧米と較べて、権力エリートと一般人民のはるかに遠く、隔たっていたということを意
インドネシアの伝統音楽ガムラン ―― 青銅によって作られた楽器がメインとなるため、残響の多い独特な響きが耳に残る音楽だ。 私自身、残念ながら現地を訪れたことはないのだが、この残響の多さは、常夏の国インドネシアの高い温度・湿度を反映したものなのだろう。残響過多なサウンドが「むわっ」とした空気感と直観的に結びつくことは、想像に難くない。 今回の記事のテーマは、ガムランそのものではなく、ガムランが影響を与えたクラシック音楽についてだ(だから、バリとジャワのガムランの違い云々……など、専門的な事柄には踏み込まないので悪しからず)。 ――出逢いの印象:オリエント(東洋)1889年のパリ万博(万国博覧会)でガムランを実際に耳にした作曲家のひとりドビュッシーは、その際の印象をピアノ曲に反映させている。 ドビュッシー:《版画》より第1曲〈パゴダ〉 曲集のタイトル「Estampes」は版画と訳されてはいるが
コミティアで10冊だけ、100円で販売して終了間際でやっと完売した「覗きのススメ」。 前々日に文章&写真撮りつつIDにぶっこんででっち上げた最低の本です。 でもわかっていただきたい、1歳の猫とルーペを絡ませるのがどんなに大変か… 商品写真も全て一日ですよ… スタンダードなルーペから、マクロ撮影用機材までを紹介。 拡大サンプルは、文字っ子にはたまらない「無私の精神」の一部と175lpiの印刷物。 アマゾン販売の有無、価格帯等々のデータも掲載しました。 文字組に突っ込むのは勘弁してくださいほんと(‘A`) あと印刷物からいくらなんでもこりゃでっち上げだろうと思った2pは削除してあります。 再配布は止めてちょ… PDF:覗きのススメ (20120716・PDF再生成と文章変更) 2012070913:09追記 紹介したルーペは右のリンクからも買えますが、スケール入りや高倍率、保守部品等は 製図
新潟県の沖合に浮かぶ佐渡島。その南部、佐渡海峡を挟み対岸に本州を望む場所に、赤泊(あかどまり)という、一見するとなんの変哲もない漁村がある。だがこの漁村は、水産資源保護という日本の漁業の未来を左右する課題において、注目の場所なのである。 夜が更けた午前1時半─―暗闇に包まれた赤泊漁港の中で、埠頭(ふとう)に横付けされた漁船の灯(あか)りだけが煌々(こうこう)と輝いていた。取材班が乗り込んだ「第五星丸」の乗組員は総勢7人。同船を保有する中川漁業の事業主であり、船長の中川定雄さん(77歳)が到着し、午前2時、船は港を離れ、漁場に向かった。 第五星丸の漁法は「エビ篭(かご)漁」だ。漁網の篭を海底に沈めて、篭の中に吊(つ)るされたエサ(サンマの切り身)の匂いに釣られて中に入った獲物を捕獲する。狙うはホッコクアカエビ(甘エビ)。その鮮やかな赤色から唐辛子(南蛮)にたとえて、現地では南蛮エビとも呼ばれ
世界で最初のトカゲがどのような外見をしていたかについて、科学者はようやく理解できたのかもしれない。 今回新たに調べられた化石標本が、トカゲやヘビを含む全ての爬虫類有鱗目(ゆうりんもく)の共通祖先と考えられ、「全てのトカゲの母」として研究者に歓迎されている。5月30日付けの科学誌「ネイチャー」で発表された論文によると、メガキレラ(Megachirella wachtleri)と名付けられたこの化石の生物は2億4000万年前にはすでに生息していた。(参考記事:「2.9億年前の爬虫類も尻尾を切って逃げのびた」) イタリアのアルプスで20年前に発見 メガキレラの化石は、イタリア・アルプスで20年前に発見された。当時も有鱗目に関連があるかもしれないと考えられたが、十分な証拠もなく、直接の祖先であることを科学的に説明できなかった。メガキレラの詳しい特徴が、はっきりと識別できなかったことに加え、その頃は
■ 懸念されていた濫用がついに始まった刑法19章の2「不正指令電磁的記録に関する罪」 序章 昨日の読売新聞朝刊解説面に以下の記事が出た。 [解説スペシャル]ウイルスか合法技術か 他人のPC「借用」 仮想通貨計算 サイトに設置 摘発相次ぐ, 読売新聞2018年6月9日朝刊 「まさか違法とは……」。こううなだれる首都圏のウェブデザイナー(30)は今年3月、横浜地検にウイルス保管罪で略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けた。自分の運営する音楽サイトに昨秋、「コインハイブ」と呼ばれるコインマイナー用のプログラムを設置したところ、これがウイルスと判断されたのだ。 (略)昨年末から神奈川や宮城、栃木、茨城県警など全国の警察が捜査を開始。これまでに確認できただけで5人のサイト運営者がウイルスの供用や保管などの容疑で捜索を受け、既に略式命令を受けたケースもある。(略) 略式命令を受けたウェブデザイナー
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