日本で最初のハンバーガーチェーンとされる「ドムドムハンバーガー」の運営会社は9月30日、今後10年で店舗数を現在の約3倍の100店程度まで増やす方針を明らかにした。東京など首都圏のほか、大阪や神戸といった関西圏で出店を強化する。縮小が続いていたチェーンの規模を再び拡大することを目指す。 運営するドムドムフードサービス(神奈川県厚木市)の佐々真司社長が大阪市で記者団の取材に答えた。9月末時点で同社が展開するのは36店舗だが、佐々氏は「まずは3年後に50店舗まで増やす」と表明。ショッピングセンターのほか、駅構内の商業施設などへの新規出店を検討する。 ドムドムは1970年に設立され、90年代には全国で300店以上を展開した。ただその後はライバルチェーンに押されて減少が続き、今年7月にダイエー傘下のオレンジフードコート(東京都)から、ドムドムフードサービスに大半の店舗が引き継がれた。