獣医学博士。国立科学博物館動物研究部 脊椎動物研究グループ研究主幹。 専門は海の哺乳類学、比較解剖学、獣医病理学。 イルカ、クジラは後脚を退化させたことで、 体の構造がどう変わったのか? どこまで哺乳類の一般型を維持しているのかなどを 比較形態学的に研究。 海岸に打ち上げられる 「ストランディング個体」の謎を 病気という観点から解き明かしている。 博物館の仕事を描いた早良朋さんの人気コミック 『へんなものみっけ!』に登場する 「鳴門先生」のモデルになったとも言われる 熱い研究者。 ── ぼくらの仲間「哺乳類」って、 だいたい、いまのところ、世界中に、 何種類くらいいるんでしょうか。 川田 いまから14年前、2005年に、 世界の哺乳類チェックリストが出て、 そこでは「5416種」と。 ── え、ひとケタまで出てるんですか。 川田 でも、毎年30種くらいは、 新種が記載されていると思うので、
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