【北京=西見由章】AP通信によると、中国を公式訪問していたマレーシアのマハティール首相は21日、北京で記者団に対し、中国が主導する「東海岸鉄道」などの大型インフラ事業について、中止する考えを改めて示した。 中国が進める経済圏構想「一帯一路」の関連事業について、習近平国家主席や李克強首相に中止の方針と理由を伝え、「理解を得た」という。マハティール氏は債務の削減が当面の急務だとしつつ、「もし必要だと考えれば将来、計画の再開もありえる」と含みを残した。

「たばこは薬物」などと発言した福島県郡山市の品川万里(まさと)市長に対し、日本たばこ産業(JT)東北支社や郡山たばこ販売協同組合など関係10団体は10日、発言撤回を求める意見書を同市長に提出した。 品川市長は先月4日、市を訪問した日本禁煙学会関係者に「たばこは嗜好(しこう)品ではなく薬物だ」と発言し、市議会で反発や謝罪を求める意見が相次いでいた。 同市役所では各団体から8人が「市長の発言は遺憾。撤回と謝罪を求める」などとする意見書を品川市長に手渡した。品川市長は「これまでの議会での答弁をごらんいただきたい」と述べ応じなかったという。 同社の筑摩秀康郡山支店長は「市長の発言にはがくぜんとした。市内には何万人もの愛煙家がいるが、一般的に『薬物』という言葉は、違法であるかのような受け止めをされる。今後、どう対応するか検討していきたい」と話した。 同市は、昨年6月に市関連施設の敷地内全面禁煙を柱と
【ロンドン=岡部伸】米ワシントンの連邦議会議事堂で、韓国系米国人団体が7日に慰安婦像の「特別展示」を実施する動きにからみ、ベトナム戦争当時の韓国軍兵士による性的暴行問題を追及する英国の民間団体が、展示会場で韓国の責任糾明を訴える計画を立てていることが6日、分かった。同問題を象徴する「ライダイハン像」を展示会場に持ち込む予定という。 議事堂では7日、韓国系の米国人団体「ニューヨーク韓人会」が、ニューヨーク・マンハッタンの韓人会館に設置された慰安婦像を連邦議会議事堂に運び込み展示を行う予定。英団体「ライダイハンのための正義」(ピーター・キャロル会長)は、ライダイハン像を議事堂内の展示場所に持ち込むとしており、「第二次世界大戦とベトナム戦争の区別なく、女性への性暴力を犯した者はその行動に責任を取らねばならない」と訴えている。 同団体は英国の市民活動家が「ベトナムで韓国軍兵士の性的暴行に遭った女性
TBSの宇内梨沙アナウンサー(24)が3月28日から同局系「NEWS23」(月~木曜後11・0、金曜後11・30)のスポーツキャスターとして奮闘中だ。先輩の出水麻衣アナ(32)らが務めたスポーツの顔に、入社2年目で抜てき。8月にはリオデジャネイロ五輪開幕を控え、「今は知識も経験もないですが、『スポーツは私に任せて大丈夫』と思ってもらえるように現場で勉強したい」と誓った。(ペン・山内倫貴、カメラ・福島範和) 「スポーツ担当ということで、髪形をさわやかなポニーテールにして出演しています!」 入社2年目の宇内アナはヤル気満々の瞳でアピールするも、「最近、周りの人に『やせたね』って言われるんですよ」と告白。実際、アナウンサー初仕事となった昨年7月のイベント当時よりもやせたようだ。 「初のスポーツ担当ということで、緊張でアドレナリンが出っぱなしで肉体的にも疲労がたまっているかも…。けど、今まで食べ過
琵琶湖に浮かぶ最大の島、沖島(おきしま)(滋賀県近江八幡市)。国内唯一、そして世界でも珍しい淡水湖の有人島だ。平安時代末期の保元・平治の乱で落ち武者となった源氏側の武士7人が住み着いて島民の先祖になったと伝わる由緒ある島。そこに近年、野生のイノシシが押し寄せ、農作物の被害が拡大している。島には本来、イノシシはいなかったが、対岸から湖を泳いで上陸し、定住しつつあるという。何が起きているのか。(杉森尚貴) サツマイモが全滅 島に異変が起き始めたのは平成28年ごろ。サツマイモ畑が荒らされる被害が相次いだのだ。 「漁の合間に育てたサツマイモだったのに…。悲しかった」。島に住む小川幸子さん(65)はこう嘆く。約10平方メートルの畑で育てたサツマイモがほぼ全滅。土が掘り返され、イノシシとみられる足跡が残されていた。 沖島は赤土が特徴で、糖度の高いサツマイモが収穫できる。サツマイモを使ったソフトクリーム
筆者は外務省に勤務していたときに、国会議員の関与した案件に関する決裁書や報告書を多数作成した。その経験に照らした場合、今回、財務省が書き換えを認めた文書は、高いレベルの幹部にまで配布されていると思う。財務省が本当に隠したいのはこの事実ではないかとみている。 財務省は本件を理財局の一部職員による「暴走」として処理しようとしているが、霞が関(官界)の相場観からして、そのようなことは絶対にない。財務省の高いレベルが、細部はともかく、書き換えについては早い段階から知っていたが、麻生太郎副総理兼財務相には伝えていなかったのだと思う。 野党はこの問題を安倍晋三政権に打撃を与えるために最大限利用している。しかし、本件を政争の具にすべきではない。 冷静に考えてみよう。安倍政権が永続することはない。官僚が政治家におもねる体質が今後も続くと、外交において国益を毀損(きそん)する事態が生じかねない。将来、北朝鮮
難解なテーマも笑いながら学べる解説で定評がある倉山満先生をして、書くのが「難しかった」といわしめた一冊。世界での日本の立ち位置を一気に学べる国民国家(ネーション・ステート=国民主体の国家)論だ。 ドイツの歴史を奪い取ったフランス、民族弾圧で国民国家化を目指す中国、主権国家とすらいえない韓国、多彩な言語と捏造(ねつぞう)だらけの国史のロシア、「マニフェスト・デスティニー」という名の虐殺が国体のアメリカ、ヒトラーの民族主義に破壊されたドイツ、国民国家になる前に帝国化を始めたイギリスなど、各章で各国の暗黒史を暴露する。 日本人は知らないが、自国にとって都合よく書きかえるのが世界の「歴史」の常識。しかも、日本はヨーロッパが憧れた世界で最も理想的な国民国家なのだという。 「世界の大勢が国民国家に向かうのは、ここ数百年の現象にすぎない。人類がようやく日本に追い付いてきたのだ」(あとがきから) 国民国家
インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相(48)が来日し、東京都内で産経新聞の単独インタビューに応じた。中国政府によるチベット人への弾圧の実態を訴え、東シナ海や尖閣諸島(沖縄県石垣市)での中国の動きを念頭に、日本もチベットの経験から学ぶべきだと語った。(広池慶一) チベットの悲劇は現在も続いています。2009年以降、145人のチベット人が焼身自殺で命を落としました。報告を受ける度に胸がとても痛みます。 決死の行動は、国際社会に救いを求めるメッセージです。亡命政府は、最も大事なのは命であり、焼身自殺をしないよう訴えていますが、彼らは自殺を図り、究極の犠牲を払うのです。 チベットでは伝統建造物も次々と破壊されています。中国政府は現在「ラルンガル」と呼ばれる東チベット最大の仏教僧院の解体を進めています。1万2000人ほどいる僧侶や尼僧を追放し、5000人ほどに減らす
日本で最初のハンバーガーチェーンとされる「ドムドムハンバーガー」の運営会社は9月30日、今後10年で店舗数を現在の約3倍の100店程度まで増やす方針を明らかにした。東京など首都圏のほか、大阪や神戸といった関西圏で出店を強化する。縮小が続いていたチェーンの規模を再び拡大することを目指す。 運営するドムドムフードサービス(神奈川県厚木市)の佐々真司社長が大阪市で記者団の取材に答えた。9月末時点で同社が展開するのは36店舗だが、佐々氏は「まずは3年後に50店舗まで増やす」と表明。ショッピングセンターのほか、駅構内の商業施設などへの新規出店を検討する。 ドムドムは1970年に設立され、90年代には全国で300店以上を展開した。ただその後はライバルチェーンに押されて減少が続き、今年7月にダイエー傘下のオレンジフードコート(東京都)から、ドムドムフードサービスに大半の店舗が引き継がれた。
辛光洙(シン・グァンス)という名前の北朝鮮工作員がいる。地村保志さん(60)と妻の富貴恵さん(60)、原敕晁さん(79)=拉致当時(43)=を拉致した疑いがあるとして、日本の捜査当局が国際手配している容疑者だ。1970年代から80年代にかけ、日本各地を転々とし、工作活動を進めていた辛容疑者には、群馬県に潜伏していた時期があった。その時期に辛容疑者が何をしていたかは明らかになっていないが、拉致問題を調べている「特定失踪者問題調査会」が7月に実施した調査からは、群馬が北朝鮮の工作活動の中継点としての役割を果たしていた可能性も浮かび上がる。 日本生まれ、朝鮮戦争にも参加辛容疑者は1985(昭和60)年2月、韓国で国家保安法違反の疑いで逮捕され、その後ソウル地裁で死刑判決を受けた。 その判決文によると、1929年に静岡県で生まれた辛容疑者は戦後、朝鮮半島に渡り、朝鮮戦争に参加。71年に北朝鮮工作員
週刊文春のセクハラ報道に絡み、フジテレビが4月2日からスタートする夕方の報道番組のメインキャスターに就任予定だった登坂淳一アナウンサー(46)の起用を取りやめたことに絡み、登坂アナは26日、所属する芸能事務所を通じ、今回の報道について「身に覚えのないことも多いが、自ら身を引く潔さも大切と思い至った」などとするコメントを出した。コメント全文は以下の通り。 ◇ 4月から新たに始まるフジテレビのニュース番組のキャスターのお話をいただいていたのですが、今回の週刊誌報道でお騒がせしたことを受けて、出演を辞退することにいたしました。報道内容については、身に覚えのないことも多く、困惑するような内容で非常に残念ではありますが、大事な新番組を傷つけることは本意ではなく、自ら身を引く潔さも大切と思い至るようになりました。今後もさまざまなお仕事に挑戦していく所存ですので、何とぞよろしくお願いいたします。
国語辞典「広辞苑」で、台湾が「中華人民共和国」の一部として表記されていることに対し、台北駐日経済文化代表処(在日大使館に相当)が広辞苑を発行する岩波書店側に表記の修正を求める書簡を作成し送付したことが15日、分かった。関係者が明らかにした。来年1月に広辞苑の最新版「第7版」が刊行される予定だが、最新版での表記修正を求めている。 また在日台湾人組織「全日本台湾連合会」(全台連)など約20団体も、同様の修正を求める要請を行ったことが15日、分かった。 要請文によると、広辞苑「第6版」の中華人民共和国に関する項目で示された地図で、台湾を中国の省として記載している。また1972年に調印した日中共同声明では、日本は中国側の立場を「十分理解し、尊重」と表現するにとどめているにもかかわらず、同声明に関する項目では「日本は中華人民共和国を唯一の正統政府と認め、台湾がこれに帰属することを実質的に認め」などと
菅義偉官房長官は12日の記者会見で、新潟県三条市のJR信越線普通電車が大雪のため乗客約430人を閉じ込めたまま約15時間立ち往生した問題について「体調不良の方が出るなど利用者が大変困難な状態になったと認識している」と不快感を示した。その上で、国土交通省からJR東日本に対し、対応の問題点を検証し再発防止策を講じるよう指示したことを明らかにした。 菅氏は「多くの乗客を輸送する鉄道事業者にとって、利用者保護の視点は極めて重要だ」と述べた。その上で「乗客にとって最善の対応だったのか。乗客の救出のためにバスなどの代替輸送機関の手配を取ることがなぜできなかったのか。自衛隊、消防など関係機関に対する応援の要請が適切に行われていたのか。乗客への情報提供が適切に行われていたのか」などと矢継ぎ早に疑問点を列挙し、対応を問題視した。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(64)が就任後、初めて中国を訪問した。中国の習近平政権から「国賓」として迎えられた文氏であったが、北京で待っていたのは礼遇どころか、徹底的な冷遇。中韓首脳会談は中国側の思った通りの結果に終わり、韓国の対中国外交の限界が露呈した。落ち込んでばかりいられない文在寅政権の韓国は、次の日韓首脳会談に向けて、また韓国らしい動きを見せ始めている。 (ソウル 名村隆寛) また張り切った韓国 文氏が訪中した13日は、「南京大虐殺」からちょうど80年。中国江蘇省南京市の「南京大虐殺記念館」でこの日に開かれた追悼式典には、習近平国家主席(64)が3年ぶりに出席した。 文氏は北京到着後、在中韓国人らとの会合で「韓中両国は帝国主義による苦難も共に経験し、共に抗日闘争を繰り広げ、厳しい時期を一緒に乗り切ってきた」と訴えた。15日に北京大学で講演した文氏は「私は習近平主席に中国の
人気ミュージシャンの初小説とはいえ、10月末の刊行で翌週に重版決定、累計10万部は予想のはるか上を行く。「ファンは間違いなく喜んでくれたが、この反響はファン以外にも届いているということです」と編集を担当した文芸春秋の篠原一朗さんは指摘する。 著者は4人組バンド「SEKAI NO OWARI」の紅一点メンバー。ピアノだけがよりどころの孤独な少女、夏子が、同じ中学に通う1つ年上の「ふたご」のような存在、月島に翻弄されながら、バンド活動という居場所を見つけるまでの成長物語を、研ぎ澄まされた言葉で紡いでいる。 バンドのボーカル、Fukaseの勧めで書き始め、音楽活動と並行して5年を費やした。文芸春秋のウェブサイトには、「諦めないことの大切さを学んだ」「また明日も頑張ろうと思わせてもらった」といった10代女性からの声のほか、幅広い年齢層から数多くの感想が寄せられている。 月島の人物像はFukaseと
【ソウル=名村隆寛】「国賓に対する欠礼」「外交慣例を無視」「冷遇を超えた無礼」「無礼を超えた侮辱」「傲慢」「高圧的」「意図的かつ悪意ある態度」「納得し難い事態」「暴力的な本性」 文在寅(ムンジェイン)大統領の3泊4日の中国訪問中、韓国では文氏を「国賓」として招いた中国の冷遇への批判が連日飛び交った。特にメディアの怒りはすさまじく、韓国人カメラマン2人が中国人警備員の暴行で負傷したことで怒りは増幅した。 訪問2日目の14日に文氏は習近平国家主席との公式晩餐に招かれたが、北京滞在中の中国指導部との食事はこれだけ。何と文氏はこの日、庶民の食堂で夫人とともに朝食をとった。 大統領が中国で受けた扱いは、韓国世論の自尊心を砕いた。同時に高圧的な中国に対し、文氏は何も主張できなかった。中国側の態度に、韓国では「見せしめか」「飼い慣らし」(韓国紙)との非難も出ている。
初のなでしこリーグ1部昇格を目指すC大阪堺。エースストライカーの宝田沙織(左)とMF林穂之香は「勝ち取りたい」と意気込んだ 女子サッカー、プレナスなでしこリーグのC大阪堺レディースが初の1部昇格を目指し、9日と16日の入れ替え戦に臨む。最年長が20歳と若い選手だけで構成されており、全員が生え抜きなのも特徴。選手らは「全員で戦って絶対に(1部昇格を)勝ち取りたい」と意気込んでいる。(吉原知也、写真も) チームはJリーグ、C大阪の育成・普及施策の一環として2010年に発足。C大阪レディースU-15(15歳以下)の名称で、選手は中学生が中心だった。 当初は関西女子サッカーリーグでプレー。13年からなでしこリーグに参入し、下部リーグに相当するチャレンジリーグを主戦場に戦ってきた。選手の年齢や本拠地の変更に伴い、チーム名もC大阪レディース→C大阪堺レディースと改称。さらに、若い選手を対象にしたC大阪
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