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ブックマーク / blog.tinect.jp (14)

  • 地方では、リアル書店は消える運命

    以前から読みたかったが、ようやく図書館に入荷した。「ルポ書店危機」というだ。 ルポ書店危機 近ごろの私は、ほとんどを買わない。読書量は以前と変わらず多い方だと思うが、もっぱら図書館を利用している。 どうしてもすぐに読みたいけれど、発売されたばかりで図書館にない場合や、人気がありすぎて予約が多く、数ヶ月先まで順番が回ってこない場合には、仕方なく購入する。紙より安くて便利なKindle版を。 私と同じく読書家の夫や友人たちも、読みたいはまず図書館で探し、なければBOOKOFFオンライン、Amazon楽天を利用していると言うから、そりゃ書店も危機になるわけだ。 申し訳ないと思うが、もうオンライン書店や電子書籍が無かった頃の暮らしには戻れない。 かつての私は、暇さえあれば書店に通っていた。 もう15年ほど前になるが、30代前半の頃は好きが高じて、書店で働くほどだったのだ。 それなのに、

    地方では、リアル書店は消える運命
    taskapremium
    taskapremium 2024/06/27
    未曾有の人手不足が到来し、他業種間で労働者の取り合いになっている昨今、「非効率」「低賃金」「長時間労働」の三拍子そろった書店業界で、わざわざ働きたいと思う物好きがどれだけ居るだろうか>紙がなくなる。
  • 非効率大好き「現金主義者」に明日はない

    「今年度から諸々の支払いを集金じゃなく振込にしてもらえて、当に助かりましたよ。おかげさまで、すごく楽になりました」 「え〜。当ですか?助かってるのは私の方なんですけど。集金作業って当に手間がかかるし時間も取られるので、負担感がすごくて…」 「いやぁ、前の事務員さんはわざわざお店まで集金に来ていただいてたのに、こんなことを言うのは当に申し訳ないんですけど、実はこっちとしても負担だったんですよね。 忙しくても接客中の手を止めて対応しないといけないし、集金のためにお店に現金を用意しておかないといけませんから。 その点、振込だと自分のタイミングでできますからね。アプリからの振込だと手数料もかからないですし。 請求書もデジタルにしていただいて、管理がグッと楽になりました」 商店街にあるヘアサロンのオーナーにシャンプーをしてもらいながら、思わず口元がゆるんだ。 地肌を流れていく温かいお湯も心地

    非効率大好き「現金主義者」に明日はない
  • アジア人が欧米で「空気扱いされる」のはよくある話

    第96回アカデミー賞受賞式において、アジア人に対する差別的な行動があったと多くの批判が集まっている。 1人目は、助演男優賞を受賞したロバート・ダウニーJr.。 前年の受賞者である中国系ベトナム人の米俳優、キー・ホイ・クァン氏が彼にオスカー像を渡す際、目も合わさずに受け取り、ほかの俳優とのみ握手をして受賞スピーチを開始した。 2人目は、主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。 前年の受賞者である中国系マレーシア人のミシェル・ヨーがオスカー像を手渡そうとしたとき、なぜかとなりのジェニファー・ローレンスに近づき、ジェニファーからエマに像を渡したかのようなかたちになった。 その後ヨー自身が、「エマとジェニファーが親友だから、ジェニファーと一緒に像をわたしたかった」という意図を説明している。 ……なんてことがあった。 この出来事をきかっけに「アジア人透明人間現象」、つまりその場にいるのに空気として扱われ

    アジア人が欧米で「空気扱いされる」のはよくある話
    taskapremium
    taskapremium 2024/03/23
    ロバート・ダウニーJr.が壇上の全員と握手をしなかったら、それは差別ではない。でもアジア系の俳優のみを無視したとなれば、差別に「見える」。>
  • なぜ日本のレジ業務は座っちゃダメなのか?

    は過剰にサービスするから客がつけあがるんだ。 サービス業でももっと気楽にやればいい。 そんな主張の一例として挙げられるのが、「座ってレジ業務をする」だ。 「海外では座ってレジをするのが当たり前。日ではみんな立っているが、余計な負担になるだけでなんのメリットもない。別に、レジ業務は座ってやってもいいだろう」 こういう理論だ。 わたしも以前は同じ考えで、ドイツから日に一時帰国すると、「ずっと立っていて大変そうだなぁ。座ればいいのに」と毎回思っていた。 が、先日ふと思った。 「海外でも立ってレジをしていることは多いし、結局合理性の問題じゃん」と。 「海外では座ってレジするのが当たり前」は当か? 1年半も前のポストになるが、こんな投稿があった。 こんなこと、わざわざ貼らなくてもいいようになってほしい。 何なら座ってレジ打ちしてもらっても、全然OK。 主語が大きいけど、日のスーパーはきち

    なぜ日本のレジ業務は座っちゃダメなのか?
    taskapremium
    taskapremium 2024/03/04
    サンディというスーパーではレジ内に椅子があって、座ってやってる人もいる。
  • 「70歳を超える父母が、ついに新聞を読まなくなった理由」について。

    正月に実家に帰った時、一つのことに気づいた。 実家にあるべき、新聞がなかったのだ。 両親に聞くと、「新聞をとるのをやめた」と言っていた。 両親は70代、団塊の世代真っ只中で、他のどの世代よりも新聞を信頼していただろうはずなのに、である。 電通に勤める知人は 「新聞は既にマスメディアではなく、セグメントメディアになってしまった。そのセグメントは高齢者だ」と言っていた。 が、ついに70代の父母まで、新聞をとらなくなっていたとは、軽い衝撃を受けた。 そんな気持ちでいたところ、ある記事が目に飛び込んできた。 「新聞ビジネスの凋落」についてである。 「新聞崩壊」はたった一年でこんなに進んでしまった(現代ビジネス) 新聞の凋落が2017年も止まらなかった。日新聞協会がまとめた2017年10月現在の新聞の発行部数合計(朝夕刊セットは1部と数える)は4212万8189部と、1年前に比べて115万部減少し

    「70歳を超える父母が、ついに新聞を読まなくなった理由」について。
    taskapremium
    taskapremium 2018/11/30
    お正月にテレビをつけることが少なくなっていたのは感じていたが、「テレビが嫌い」とか「面白くないから」とか、そういった積極的な「見ない」ではなく、ごくごく自然に、テレビをつける流れが生まれなくなったのだ
  • 私が仕事をしてきた中で「最も合理的」と感じたリーダーの話。 | Books&Apps

    もうずいぶん前のことになる。 あるIT業の業務改善プロジェクトに、私はいちメンバーとして参加した。 その会社のプロジェクトメンバーは全部で8名。期間は約9ヶ月だった。 経営陣肝いりの、それなりに大きいプロジェクトである。 そのため、プロジェクトマネジャーは、掛け値なしに優秀であった。 指示は的確で、果敢に新しいことにチャレンジするが、無用なリスクは取らず、守りが堅い。 メンバーとの関係も付かず離れずとバランスが良く、理想的な人物だった。 だが経験的に、プロジェクトメンバー全員が優秀であることはほぼない。 政治的な理由からか、教育効果を期待してなのか、リストラ予備軍だからなのか、それとも単なる人手不足なのか。 理由は様々だろうが、プロジェクトメンバーの中に、必ず2,3名はボンクラが含まれているのである。 そして、プロジェクトは一定の期間内に成果を出す、という厳しい制約があるため、無能の扱いを

    私が仕事をしてきた中で「最も合理的」と感じたリーダーの話。 | Books&Apps
    taskapremium
    taskapremium 2018/09/24
    「無能を責めても、敵を増やすだけで何一ついいことはない。仕事なんてものは、多少我慢しても、無能たちのプライドを維持してやるコストを払った方が、うまくいくんだよ。」
  • 自由恋愛って、多くの人を不幸にしているんじゃないか?

    前回、とにかく自由恋愛は多くの人間にとって難しすぎるにも関わらず、非モテを受け入れパートナーのいない人生を選択するというのもまた苦しいという事を書いた。 モテないのは、マジで苦しい。 実際、筆者の周りには一流大学卒の人間や、いわゆるハイスペックな男女が結構いるけれど、彼・彼女らが自由恋愛で成功しているかというと、そんな事は全くない。うまくいってる人もいるけれど、うまくいってない人も結構いる。 出版の世界では、ダイエット英語恋愛関係の書物はドル箱コンテンツであるという話があるそうだけど、実際問題、多くの人にとってこれらの難易度は馬鹿みたいに高い。 これらに関するを買っても、多くの人はそれを全く克服できない。そして迷える子羊はまた次のへ・・・という流れが繰り返されるからこそ、この3つのコンテンツが”ドル箱”になるわけだ。 けど、ダイエット英語と違って恋愛は、冒頭でも書いたとおり ”う

    自由恋愛って、多くの人を不幸にしているんじゃないか?
    taskapremium
    taskapremium 2018/05/30
    インドはカーストの問題があるからなあ。
  • 「自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群」にどう立ち向かうべきなのか

    タイトル長すぎると思ったんですが、「自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群」ってなんか適切な呼び方あるんでしょうか。 軽くぐぐったんですが、うまい略称が見当たりませんでした。どなたか、適切な略称をご存知でしたら教えてください。 まあ、字面から言わんとしているところは了解していただけると思います。 例えばPTAとか。例えば町内会とか。例えばマンションの自治会とか。 もしかすると企業や学校でもそうなのかも知れませんが、「ある程度長く続いていて、硬直化した組織」では、しばしば下記のような状態が見受けられることがあります。 ・どう考えても不要かつ無駄な作業が、何故か改善・撤廃されない ・改善しようとすると、そこに長くいた人から何故かよく分からない抵抗や圧力がかかり、改善することが出来ない ・現在の作業者も全員無駄な苦労だということを認識しているが、嫌々その作業を継続している ・

    「自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群」にどう立ち向かうべきなのか
  • SF小説「星を継ぐもの」が紛れもない史上最高傑作である理由。【GW推薦図書】

    世の中には「SF小説」というちょっと偏ったジャンルがありまして、およそ一般的な読書傾向の方々は、あまりこのジャンルに触れない傾向があるような気がしています。 「そのジャンルを別段偏愛していない人でも手にとる」 と 「そのジャンルを偏愛している人でないと手にとらない」 というのがありまして、SFというジャンルには後者の割合が著しく多いような肌感があります。 面白いんですけどね、SF小説。 しんざきは昔からのSF小説好きでして、国内SFも読めば海外SFも読みます。 どちらかというと海外の、ちょっと古めのタイトルが好きな傾向があるかも知れません。ブラッドベリとか、カードとか、ティプトリーとかが特に好きです。国内だと神林長平先生を偏愛しています。 が。これは恐らく、SF好きの人なら結構多くの方が同意してくださると思うんですが。どれか一作、ありとあらゆるSF小説の中での最高傑作を選べと言われれば

    SF小説「星を継ぐもの」が紛れもない史上最高傑作である理由。【GW推薦図書】
  • 糸井重里氏に「要するに、「ほぼ日」は手帳の会社でしょ」と言った人は、あまり賢いとは言えない。

    糸井重里氏の「上場」に関するインタビューを見た。 その中で一点、気になるフレーズがあった。以下の部分である。 糸井重里が語り尽くす、ほぼ日の「誤解」 上場前は「要するに手帳の会社ですね」ってよく聞かれました。キングジムや良品計画をイメージさせる、文房具にも強い手帳の会社。 最初は抵抗があったんですが、今では割り切っています。農業に例えれば僕らの事業は苗木だらけ。(手帳以外は)数字に表れていないヒヨコばかりですからね。 これを見て、「あー」と思った。 同じような物言いを、他でも頻繁に見かけたからだ。 知人の一人は、この物言いに対して、露骨に不快感を表す。 「「要するに◯◯でしょ」と、すぐにまとめたがる人って何なの、あれ言う人って、自分で理解した気になって、人を見下したいだけだよね。」 少し前、彼は起業して「企業内教育に用いるアプリ」を作った。 だが、もちろんアプリをただ作るだけで事業になるわ

    糸井重里氏に「要するに、「ほぼ日」は手帳の会社でしょ」と言った人は、あまり賢いとは言えない。
    taskapremium
    taskapremium 2017/05/02
    「説明するのも面倒なんで、何も言わないけど「要するに◯◯でしょ。」って言う人は、はっきり言って「頭が悪い」と思っている。」>
  • 「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。

    こんにちは。日植物燃料株式会社、代表の合田です。 今回は、前回に引き続き、モザンビークで「バイオディーゼル事業」に着手したところからの話です。 バイオディーゼル燃料事業を成立させるためには「生産」と「販売」の2つが課題です。 ですから何よりもまず、私たちは「バイオディーゼル燃料」を安定して生産できなければなりませんでした。 そこで、前回も少し触れましたが、ヤトロファの種を現地の人に提供しました。 今利用している農地にヤトロファを植えてもらうことはできませんが、今ある畑の脇に「柵」としてヤトロファを植えてもらい、収穫したヤトロファは私たちが買い取り、加工して燃料とします。 「組合」と言う形態をとりながら、1万人の農民たちに協力してもらい、なんとか私たちはモザンビークでバイオディーゼル燃料の原料となるヤトロファを栽培し、燃料を作り出すことはできるようになりました。 ですが、もちろんそれだけで

    「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。
  • 仕事で大事なのは「頭の良さ」ではなく「目標の具体化」だ

    現代では「知的能力」は特にビジネスにおいて大きく評価されている。 「知識労働者」が増えるに従い、知的能力のアドバンテージが大きな富を生み出せすことに皆が気づいたからだ。だから皆、学歴を気にするし、教育格差を社会問題として取り上げる。 中には「知的能力がほとんど遺伝で決定されるから、社会的な成功は生まれる前からほぼ決まっている」という極論を唱える人物まで散見される時代となった。 だが、ビジネスに知的能力というものがそこまで重要なのか、といえば、私は懐疑的である。おそらく知的能力はあまりにも過剰に評価されている。 天才がいるとか、知的能力がビジネスの成否を決める、とか、経営陣が高学歴である、とか、そのようなことはすべて、「うちの営業マンは根性があります」というのと、中身においてさほど変わりはない。それは、数ある強みの1つであるにすぎない。 まして「世界は一握りの知的エリートによって支配される」

    仕事で大事なのは「頭の良さ」ではなく「目標の具体化」だ
    taskapremium
    taskapremium 2016/05/12
    「具体的に考えるやつだけが、仕事も、人生も成果を出すんだよ。これは才能じゃなない。ハートの問題だ。真剣な姿勢なんだよ。もちろんこんなことしなくたって、人生楽に生きられる。どっちを選ぶかはお前次第だよ>
  • 知的であるかどうかは、五つの態度でわかる。

    少し前に訪れた大学の先生から、面白い話を伺った。それは「知的な人物かどうか」という判断の基準に関するものである。 私達は「頭が悪い」と言われることを極端に嫌う。知性が人間そのものの優劣を決めるかどうかは私が判断するところではないが、実際知的であることは現在の世の中においては有利であるし、組織は知的な人物を必要としている。 だが、「どのような人物が知的なのか」ということについては多くの人々の判断が別れるところではないだろうか。 世の中を見渡すと、あらゆる属性、例えば学歴、職業、資格、言動、経済的状況などが「知的であるかどうか」のモノサシとして使われており、根拠があるものないもの含め、混沌としている。 だが、私がこの先生からお聞きした話はそういった話とは少し異なる。 彼は「人間の属性と、知的であるかどうかの関係はよくわかりませんが、少なくとも私が判断をするときは、五つの態度を見ています」 とい

    知的であるかどうかは、五つの態度でわかる。
  • 毎年「評価が下から5%」の社員は自主退職してもらってます。

    昔から外資系には多かった形態だが、先日訪問した会社は、「成果により、社員を毎年一定数入れ替える」という厳しい会社であった。最近は日系でも増えているように感じる。 「具体的に何をしているのですか?」と聞くと、年1回の評価で、パフォーマンスの下から5%の社員には、割増退職金を払って自主退職してもらうということだ。 もっと具体的に言えば1年分の給与を払い、自主的に退職してもらう。 人事の方はこのように言った。 「彼ら自身もこの会社では2度と高評価はもらえない、とわかっているために皆ある程度は納得してやめていく」 更に彼は言った。 「合理的に考えれば、下から5%の社員の総額人件費は全体の数%にすぎません。パフォーマンスの悪い人は会社の雰囲気を悪くし、チームの足を引っ張りますから、その程度の人件費アップは十分許容範囲です。むしろ定期的に血を入れ替えることが、全体のパフォーマンスアップにつながります。

    毎年「評価が下から5%」の社員は自主退職してもらってます。
    taskapremium
    taskapremium 2015/08/22
    この宣言の時点で自主退職じゃない。
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