佐橋佳幸 うん。でもね、あとあとわかったんだけど、香菜ちゃんの声はよく知ってた。「あ、あの声も香菜ちゃんだったんだ」って作品がいくつもあって。まあ、香菜ちゃんの声を知らない日本人はいないよね。 花澤香菜 いやいや(笑)。 佐橋 歌声を聴いたのはお話をもらってからなんですけど……僕はね、一緒にお仕事をするうえで、声がダメだともう全然ダメなんですよ。それは男の人、女の人、バンドに限らず。上手な人だとか、有名だからだとか、そういうのは関係なくて。総じて言えば、声フェチ? 映画で役者さんの演技を観ても、しゃべっている声がピンとこないと、ちょっとなあ……って思っちゃうんです。だって一緒に曲を作るということは、その人の声がどういうふうに聞こえるかをずーっと考えることになるわけでしょ。だからまずは声が好きかどうか、そこをクリアしないと。 ──声フェチの観点で、花澤さんはバッチリだったと。 佐橋 そう。打
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