ナトリウム層(ナトリウムそう)とは、地球の大気の中間圏に存在する、化学結合しておらず電気的に中性なナトリウムの原子を含んだ部分のことである。 en:Starfire Optical Range で LIDAR のために使われている en:FASOR。レーザーガイド星の設備はナトリウムD2a線に設定され、上層大気のナトリウム原子を励起する。 この層はふつう高度 80 から 105 km の間に存在し、5 km ほどの厚みを持つ。この層のナトリウム原子は隕石の蒸発(アブレーション)に由来する。この層より低高度の大気中にあるナトリウム原子は通常酸化ナトリウムのような化合物になってしまい、より上層では電離していることが多い。 ナトリウムの濃度は季節によって変動する。ナトリウム原子の平均柱密度はだいたい 40 億個 / cm2 である[1] 。 この層のナトリウム原子は一般には励起しており、波長 5