日本ビクターとケンウッドの持ち株会社JVC・ケンウッド・ホールディングスが、ペンタックスブランドのデジタルカメラ事業をHOYAから買収するという一部報道に対し、同社は11月4日、「報道されたような事実はない」とコメントした。 同日付けの読売新聞が、同社がデジカメ事業への参入を目指し、ペンタックスをHOYAから買収する方向で交渉を進め、月内の合意を目指していると伝えた。 同社は報道について、「当社が発表したものではなく、報道されたような事実はない」としている。HOYAも「そのような事実はない」とコメントした。 ビクターは動画カメラ「Everio」が事業の柱の1つになっており、ペンタックスのカメラ技術との相乗効果を見込んでいる可能性もある。HOYAは2007年、ペンタックスを買収し、08年3月に吸収合併したが、シェアが低迷しているデジカメ事業から撤退するとの観測もあった。 関連記事 ビクターの