通称「八っつあん」「ガラッ八」。「一目上がり」では「八」まで省略され、「がら」と呼ばれてしまう。「がら」とは江戸弁で「悪意はないが、軽々しくあけすけに喋ること」[1]を意味するが、そのあだ名どおり相当うるさい性格で、しかも粗忽者(おっちょこちょい)という人物(設定)である。人の話を半分しか聞かず、『つる』などで見られるように騒動を巻き起こすパターンも結構多い。 吉原通いを趣味の一つとしており、その悪影響で坊主になってしまったことも。『妾馬』では侍に出世している。 「能天熊にガラッ八」と並べられる[2]割には、熊五郎との競演は少ない[1]また、熊五郎同様に上方落語にも登場することもあるが、数作の上方落語に登場している熊五郎と異なり、確認出来るのは『八五郎坊主』ぐらいである。 『崇徳院』:恋煩いの旦那のために、崇徳院のお歌を手がかりに相手のお嬢さんを探しに行く。 『一目上がり』[1]:『がらっ