みなさま、よき倫理を! というのはある人の辞世の句みたいなもんであるが、倫理というものは教科書になるほどに重要である。倫理観というものがあるからこそ、この世はうまく回っている。もし倫理観というコーティングが剥がれたあとの世界では、私のような弱い中年男性は淘汰されてしまうことまちがいなしだ。そこで本日は、その倫理観コーティングが描くバラ色の二面性について着目し、自らの深淵を覗いてみることにする。 世界には3種類の人がいる。「本音しか言わない人」「タテマエしか言わない人」「本音とタテマエをうまいこと使い分ける人」だ。そして大多数はうまいこと使い分けてくださることだろう。かくいう私もその1人で、なかなかどうして、本音とタテマエを3:7ぐらいでうまく扱うことでこれまで生き長らえることができた。 例えば、立ち客が出る程度の電車に座っていたとする。そこへ妊婦が乗ってくる。内心では「(うっわこんなブスで
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