大学では「もぐり」という言葉を聞くことがある。 履修登録していない講義を学生が自主的に聴講すること、あるいは学生以外の一般人が学外からキャンパスに入り込んで勝手に聴講することを言う。 前者についての判断は大学にもよるだろうが、後者について正論を言うならば、厳しい入試を経て正規に入学し、金銭を納入している学生に対する公平性の観点から、フリーライド(ただ乗り)の聴講を認めるわけにはいかないだろう。 とはいえ、そういう杓子定規な話じゃなく、あくまで個人的な本音としては。 指導要領があるわけでもなく何を教えろと言われているわけでもないのに、1コマ90分しゃべり倒す教員なんて仕事をやってるのは、その内容が面白くてタメになると信じているからだ。学生であろうとなかろうと、聞きたい人がいるならぜひ聞いてほしい。 だからといって簡単に公開できないのは、講義内でふんだんに紹介している映像やら音楽やらの資料が、