静岡県焼津市は12日、市が製作した「焼津市民カレンダー」に掲載された写真に暴力団員が写っていたため、約250万円かけて製作し、今月1日から各世帯に配布を始めた5万5500部のカレンダーを回収、再製作すると発表した。 清水泰市長は同日の記者会見で「暴力団の参加や介入を許さない。責任をもって暴力団排除に取り組みたい」と明言した。 市によると、問題の写真は焼津神社大祭を写したもので、中央部の目立つ位置に暴力団員1人が写っていた。同日、市職員が焼津署に行き、暴力団員であることを確認したという。 市職員が、8月のカレンダーに暴力団員が写っていることに気づき、11日に広報広聴課に連絡して発覚した。市役所には12日だけで「写真に写っているのは暴力団員ではないか」といった声が10件ほど寄せられたという。 カレンダーは、市観光協会が実施した「市観光フォトコンテスト」の入賞作品を使って製作され、自治会を通じて