7月、真夏日のある日、都内の住宅街の一軒家を訪ねた。今年生まれたばかりのゲーム会社が、ここで世界に向けたゲームを開発しているという。 ゲーム会社の名はオリフラム。世界33ヵ国でGooglePlay売上ランキング1位を記録し大ヒットとなったDeNAのゲーム「Blood Brothers」の制作スタッフが中心となって今年の2月に起業したスマートフォン向けゲーム会社だ。 このゲーム会社に、サイバーエージェント・ベンチャーズが数千万円規模の出資を行った。 最初から海外市場を狙ったゲームを開発 オリフラム代表、ゲームデザイナーの池田隆児氏は、約16年ほどゲームの開発に携わっている。DeNAの前はスクウェア・エニックスに在籍し、「キングダムハーツ」「キングダムハーツ2」にプログラマーとして、「ディシディア ファイナルファンタジー」にメインプログラマーとして携わり、コンシューマー向けゲームの開発を経験。