(第5回から読む) 現地時間2月1日にフェイスブックがSEC(アメリカ証券取引委員会)に上場申請書を提出したが、アメリカのビジネス、IT関連メディアはフェイスブックの上場の話題一色だ。フェイスブック上場への関心の高さは、SECのサーバーが殺到するトラフィックのために一時停止してしまったことでもうかがえる(現在は正常に表示される)。 早速、フェイスブックが提出したS-1上場申請書をダウンロードしてみたが、全文は9万6000語以上もある大部なものだ。筆者が日本語版の翻訳を担当しているITブログニュースのTechCrunchを始め、アメリカのメディアの解説も参考にして、目についた重要な点に絞って紹介してみたい。 アクティブ・ユーザーは8億4500万人、アジアはさらに増加も まず現在フェイスブックが社内で推計している月間アクティブ・ユーザー数(少なくとも月1回ログインしたユニーク・ユーザー)は8億