戦後72年の終戦記念日の特集は、作家で作詩家のなかにし礼さん(78)のインタビューです。創作の原点であり、生と死そして国家と個人を考える端緒となった戦争の闇を語り、その闇の深さから生まれた憲法を「最高の芸術作品」と呼びました。 (聞き手=編集局次長・瀬口晴義)
![東京新聞:「過去を忘れるのが早すぎないでしょうか」 なかにし礼さんインタビュー:社会(TOKYO Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f79bb170fb72420cffe0e16be9bba5636a73d9b8/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.tokyo-np.co.jp%2Fimg%2Flogo_social.png)
戦後72年の終戦記念日の特集は、作家で作詩家のなかにし礼さん(78)のインタビューです。創作の原点であり、生と死そして国家と個人を考える端緒となった戦争の闇を語り、その闇の深さから生まれた憲法を「最高の芸術作品」と呼びました。 (聞き手=編集局次長・瀬口晴義)
― 週刊SPA!連載「ドン・キホーテのピアス」<文/鴻上尚史> ― ◆個人を翻弄する戦争のリアルを語り続けるということ 『HAKUTO~白兎(しろうさぎ)~』というリーディング公演で中村メイコさんとご一緒しました。 メイコさんは、2歳半で芸能界にデビューして、子役として人気を博しました。 小学三年生の時、戦地に慰問に行ったのだそうです。九州の知覧基地から飛行機に乗せられて、離陸の時には、目隠しを求められました。上空では外せましたが、着陸の時にはまた目隠ししました。どこに慰問に来たのか、秘密にするためでしょう。 慰問の相手は、特攻隊員でした。後々、メイコさんは子供である自分が慰問に来た理由を知ります。特攻隊員は、死を目前にした時、美味しい食事や女を抱くことでは、自分を支えきれないと感じていた、というのです。 ただ、子供を見ると「この子供の未来を救うために、自分は死ぬのだ」と自分を納得させられ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く