富士通、超高速・高信頼の大量データ処理に挑む:インメモリ・データ管理ミドルウェア「Primesoft Server」を説明 富士通は3月26日、東京証券取引所の次世代株式売買システム「arrowhead」の機能を支える同社の高速データ管理ミドルウェア「Primesoft Server」の説明会を行った。大量データの高速処理、高信頼性を追求した製品で、今後はこの技術をほかの製品にも反映し新たな市場の開拓を狙うという。 金融・証券、流通業界をはじめ、多くの企業がぼう大なデータの高速処理を求められている。特に証券市場ではミリ秒単位の処理が必須であるほか、毎秒数万件という大量のトランザクションが行われている。こうした状況に対応するため、「既存技術にとらわれない発想で、けた違いの高速性を追求」することをコンセプトにPrimesoft Serverの開発に取り組んだという。 特徴は3つ。1つは「従来の
Webサービスでは、世界中からのトラフィックを捌く必要があるため、いくらチューニングしようとも一台のRDBMSでは捌ききることが出来ないのが常だ。MySQLは最初からマスター・スレーブ型のレプリケーション機能が搭載されており、スレーブをたくさんぶら下げることによって参照の負荷をスレーブに割り振るというスケールアウトによってその問題に対処してきた。スレーブによるスケールアウトは、参照(=PV)が多いWebサイトと非常に相性が良く、幾多のWebサイトにおいて実績を作ってきているし、まだまだ利用されている。 しかしながら、サイトのトラフィックが劇的に増加してくるようになると、レプリケーションによる負荷分散では追いつかなくなってきた。そこで人々がとった選択肢は、memcachedを利用することである。memcachedはインメモリ型の高速なKVSであり、参照・更新性能はMySQLより格段に高い。M
人気のマイクロブログサービス「Twitter」を提供する米Twitterが、使用するデータベースをFacebookが開発した「Cassandra」に移行しているという。データ量の増加に自動的に対応できる拡張性や可用性などを評価した結果のようだ。 Twitterのソフトウェア開発者、Ryan Kings氏がMyNoSQLの取材に応じて明らかにした。MyNoSQLはSQLではないデータベースの総称「NoSQL」に関する情報を集めたブログ。 Kings氏によると、TwitterはシェアドMySQLとMemchacheを組み合わせたシステムを利用してきたが、データの増加ペースが急増しており、対応が急務となっていた。人件費をはじめとした運用費用がかさんでおり、共有MySQL設定を自動化するか、他のデータベースへの乗り換えを考慮したという。Cassandra以外のデータベースも検討したが、マシンの追加
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